仕事に追われる毎日の中で、介護福祉士試験の勉強時間をどう確保するか——これは私だけでなく多くの受験者が抱える重大な課題です。
私自身も生活支援員としてフルタイムで働きながら、「まとまった時間がとれず、試験対策が進まない…」と悩んだ時期がありました。
そんな私がたどり着いたのが、参考書や過去問題集、オンライン講座などでしっかり勉強する時間にプラスする“スキマ時間を積み重ねる勉強法”です。
この記事では、私のある1日をタイムテーブルで示しながら「出勤前に10分余裕ができた」「昼休みに時間がある」など、具体的なスキマ時間で実際にやっていた学習方法をご紹介します。
忙しい毎日でも効率よく試験勉強を進めたい方や、キャリアアップのために資格取得を目指す方に役立つヒントになれば嬉しいです。
【📌ケアマネや介護福祉士の資格を持ち、現役の生活支援員である私のプロフィールはこちら】
⌚【7:20】出勤前に10分余裕ができた
仕事がある日の朝はどうしてもバタバタしがち。それでも、ほんの少し早起きができた日や、準備がスムーズに整った日は、出勤前に時間の余裕ができるときがあります。
朝の10分学習を習慣にしたい人は、私が実践している「朝食テンプレ化」はいかがでしょう。時間的な効率だけでなく、脳のメモリ節約になるので、勉強に集中しやすくなるかもしれません。
私の勉強アイテム:1問ノート
朝の出勤前には、サッと開いて確認できるノートの見直し学習がおすすめ。
過去問で連続で間違えた問題など、苦手なジャンルの問題を、1ページにつき1問まとめた「1問ノート」を用意していました。
⌚【7:30〜8:00】通勤中の車内
私は車通勤です。実は、通勤中の車内は私にとって絶好の勉強タイムでした。方法は至ってシンプル。運転に意識を集中しながら、自分で自分に授業をします。
学んだ知識が定着しているか確認するのが目的なので、スムーズに言葉にできなくてもOK。「介護保険の目的は…」「レビー小体型認知症の特徴は…」と、前日に勉強したことを思い出しながら自分で自分に話していました。
実はこの勉強法、私が新人さんの研修で意識していることがベースになっています。お時間があればぜひ覗いていってください。

⌚【8:10】朝礼までの5分間
始業の準備を整え、朝礼が始まるまでの5分間も、私にとっては貴重な勉強時間でした。とはいえ、そこまでガッツリ勉強できるわけではないので、「福祉用語を1つ覚えよう」くらいの感覚で取り組んでいました。
私の勉強アイテム:スケメモ
私が勝手に命名した「スケジュールにメモする」の略です。
朝礼で使っているスケジュール帳(雑記メモ)の余白に、福祉用語と一言解説を書いておき、パッと開いたページの用語を確認していました。
法律や制度面が苦手だったので、関連する用語を書くことが多かったです。
⌚【不定期】昼食後〜休憩終了まで
施設の規模によって、休憩の方法は様々です。私の職場には、職員専用の休憩スペースがありません。ご利用者さんと一緒に大部屋でのんびり過ごすスタイルです。
そのため、休憩時間に確保できるスキマ時間は毎日バラバラでした。
私は、パソコンで過去問を解いていました。こちらのページで、ダウンロード・登録不要のおすすめサイトを紹介していますので、気になる人は参考にしてみてください。
⌚【17:30〜17:50】帰宅中の車内
生活支援員の仕事は、頭も体もフル稼働。ですが、帰宅中の車内も勉強時間として活用できます。私は、「昼のスキマ時間で解いた過去問」について、自分で自分に授業をしていました。
疲れているとどうしても集中力が落ちてしまうので、無理に思い出そうとせず、今知っていることを言葉にして、更に定着を深めることを意識していました。
⌚【21:00〜21:20】お風呂で勉強
私にとっては、お風呂の時間もスキマ時間として活用していました。
お風呂は、1日の疲れを癒やすセルフケアの場でもあります。勉強しなければ、という気持ちになりがちですが、あまり自分を追い詰めず「今日はしっかり湯船に浸かる」と決めることも大切です。
私の勉強アイテム:ジップロック
参考書のコピーを入れたり、過去問を書き写したルーズリーフを入れたりと、ジップロックって意外と万能なんです。
万が一水が入り込むと大変なので、参考書をそのまま入れるのはオススメしません。(水没経験あり)
トータル時間は100分!
私の生活パターンの場合、100分も捻出することができます。1つ1つのスキマ時間は短くても、積み重なるとかなりまとまった時間になることがおわかりいただけたでしょうか。
私は、参考書を使った勉強⇒過去問を解く⇒間違った問題をノートにまとめる⇒スキマ時間で確認する、という流れが多かったです。
まとめ:工夫次第で勉強時間は作り出せる
忙しい毎日の中でも、スキマ時間を積み重ねれば、資格試験の勉強時間はしっかり確保できます。私自身、生活支援員として働きながら、参考書・過去問題集・ウェブサイトを組み合わせて学習を続け、合格することができました。
「まとまった勉強時間がとれない…」と悩む方にこそ、今日から取り入れられるスキマ勉強法はおすすめです。さらに、通信講座やオンライン学習を併用すれば、効率的に試験対策ができ、合格後のキャリアアップにもつながります。
ぜひ、あなたのライフスタイルに合った方法を見つけて、資格取得に向けた一歩を踏み出してみてください。
【資格試験勉強と研修対策の工夫|私の実践ノート】のカテゴリは現在準備中です
勤続15年、生活介護事業所で働く現役の生活支援員で、小学校第1種教員免許や、介護福祉士の資格を持っています。
ABA(応用行動分析学)をベースにした”環境を整える支援”で、ご利用者さんの悩みを言語化したり、わかりやすい言い換えに自信があります。
実はココだけの話、座学はちょっと苦手。そんな私だからこそ書ける、「苦手な人目線での体験談」をぜひご覧下さい。
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