「まなレク」は、“学び × レクリエーション”を組み合わせた造語です。
「学びは生きる力になる」をテーマに、ちょっと知的でワクワクする時間づくりを目指しています。
算数が苦手でも大丈夫!生活に身近な素材を使って
「算数って難しそう…」「ご利用者さんにはとっつきにくいかも」
そんなイメージをお持ちの支援員さんにこそ試してほしいのが、今回のまなレク。
使うのは、なんとスーパーで“無料”でもらえるレシピカードです!
今回の教材:スーパーの「レシピカード」

使う理由はこの2つ。
① ご利用者さんがイメージしやすい
レシピカードには、知っている言葉がたくさん載っています。
「50×3」ではピンとこなくても、「牛乳50mlを3人分」と聞けば、イメージしやすくなるんです。
② 日常生活の関心に発展しやすい
「この料理、おいしそう!」「今度このレシピ取りに行こうかな」
…なんて話が出たら大成功!活動の枠を超えて、外出支援や調理実習にもつなげられるヒントが詰まっています。
活動の進め方:流れはシンプル!

今回は架空のレシピカードを用意して、「料理のレシピを使って計算問題をします」と説明するだけ。
ご利用者さんの中には、計算よりも「グラタン食べたいなぁ…」という気持ちが前に出る方もいるかも。それもOK!
まなレクの目的は、楽しく知的な時間を一緒に過ごすことです。
いろんな「人数」で計算してみよう!

「3人分ではなく、6人分なら?」というように、人数を変えて問題を出してみましょう。
答えは同じでも、アプローチはひとつじゃありません。
- すべての材料を2倍にする
- 3人分+3人分にする
- 1人分を出して×6にする
このように、「どうやって考えたか」をシェアし合うのも大事な学びになります。
難しければ、図や実物を使ってもOK!

大さじや小さじは小さな数字で構成されているので、計算が苦手な方でも取り組みやすいです。
必要に応じて、図を描いたり、計量スプーンの実物を用意したりしても◎
終わり方のコツ:「工夫でできる!」を残す

最後は、こんな言葉で締めてみてください。
「2人分を作る方法もあれば、5人分の方法もある」
「掛け算が苦手でも、足し算で工夫できる」
ここで「この料理、実際に作ってみたいな〜」なんて感想が出たら、調理実習への第一歩です!
『W・I・N』でふり返ろう!
今回のまなレクがうまくいったかどうかは、この3つのリアクションでチェック!
- W(わかった!) ⇒ 計算ができた!
- I(いいね!) ⇒ その考え方は新鮮!
- N(なぜ?) ⇒ 「cc」と「ml」の違いって何?
\ちょっとひと息/こんなリンクもおすすめ
「このレシピ、食べてみたい…!」そんな時は、支援員さん向けズボラ飯レシピで手軽においしくどうぞ♪
👉【支援は全力!食事は手軽!疲れた支援員の3分晩ごはん:◯◯編】
まとめ:レシピカードで“学び”が広がる!
- レシピカードを使うことで、計算が身近になる
- 掛け算が苦手でも、足し算で工夫すればOK
- 活動から調理、買い物支援など生活全体に展開できる
アイデア次第で広がる、楽しい算数系まなレク。
無料のレシピカード、ぜひ活用してみてください!
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