季節のイベントや、日々のレクリエーションなど、ご利用者さんが参加する行事の準備、大変ですよね。普段のケアはもちろん、行事に関しても、質の高いサービスを提供しつつ、コストを抑える方法を考えるのは簡単なことではありません。
- 予算内でやりくりするのが大変
- 普段の業務と並行してやるので時間が足りない
- 100円ショップはかえって割高になるイメージがある
そんな悩みを持つ皆さんのために、100円ショップ大好き人間の私が、生活介護事業所の行事と100ショップが相性抜群の理由をご紹介します。現役の生活支援員だからこその視点で書いていきますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
この記事は、
・100円ショップ好きの生活支援員さん
・トータルのコストを重視したい職員さん
・イベントの企画、運営担当の生活支援員さん
におすすめです。
1か所ですべてが揃う
生活介護事業所の行事と100円ショップが相性抜群の理由、1つ目は「1か所ですべてが揃う」ことです。
この記事を書いてるのが11月30日、そろそろクリスマス会の準備をする時期でしょうか。定員20名の生活介護事業所で、クリスマス会でビンゴゲームをやるとします。
ビンゴゲームの司会をしてくれるご利用者さんにはサンタ帽を、アシスタントする職員にはトナカイのカチューシャを用意して、雰囲気を盛り上げましょう。
というシーンを想像してみて下さい。
- 施設内を飾り付ける
- ビンゴマシンとカードを用意する
- 景品を用意する
- 参加賞を用意する
- サンタ帽やトナカイのカチューシャを用意する
100円ショップの規模にもよりますが、これらを1か所で揃えることができるのは本当にありがたいです。
買い物メモなどを用意して、ご利用者さんと一緒に買い出しに行くプログラムを用意してもいいですね。
予算や買い物の時間が組みやすい
福祉施設では、予算だけでなく時間にも制約がかかることが多いです。
特に時間に関しては、普段の業務と並行して行うことになるため、単純なコストダウンだけでなく、時間も含めた「総合的なコスト」を意識する必要があります。
限られた時間の中で、できるだけ効率的に買い物を済ませたい、というニーズに応えられるという意味でも、100円ショップとの相性は抜群であると言えます。
さらに、予算が組みやすいのも嬉しいポイントです。
例えば、参加賞などを用意する場合も、必要な個数×110円(税込み)で計算すればOKですし、ラッピング用品なども、入数と必要な個数から計算することができます。
確かに、単価あたりで見るとホームセンターで買ったほうが安い場合もありますが、全体的にかかる時間などを考えて、「100円ショップの方が多少割高になっても、時間に余裕ができる」という場合は、選択肢として選ぶ価値が充分にあります。
少ないスペースに季節感を出せる
これは現場で働く皆さんなら共感していただけるでしょうか? 生活介護事業所は何かと物が多くなりがちです。ご利用者さんのケアに必要な福祉用具、レクリエーション用の備品、手袋やマスクなどの消耗品のストック…。
これらが余裕で置けるスペースがあればいいんですが、現実はそう上手くいきません。ご利用者さんの生活動線や障害特性を考えると、むやみに棚を増すのも難しい場合が多々あります。
ですが、どうしても単調になりがちな生活に彩りを添えるという意味で、施設内に季節感を演出するのはとても大切です。
100円ショップのインテリアは、思った以上にサイズが小さいことがありますが、それが逆にメリットになるんです。
玄関や大部屋の一角に、季節ごとに装いを変えるスペースがあるだけで、施設の雰囲気がぐっと引き締まります。飾る場所は大きいに越したことはありませんが、A4用紙1枚分の広さがあれば充分です。
お正月、桃の節句、七夕、ハロウィン、クリスマス、考えるだけでも楽しくなってきます。
物を並べるのが得意なご利用者さんと一緒に活動すれば、飾りつけをする時間そのものが立派な日中活動になります。
少ないスペースに季節感を出すためのアイテムが手頃な価格で手に入るので、100円ショップとの相性が抜群だと考えています。
⇒【関連記事】『日中の充実をサポート! 生活介護事業所で人気のアクティビティまとめ』
まとめ
今回は、「生活介護事業所の行事と100円ショップの相性」というテーマで、100円ショップ大好き人間の私が、具体的なイベントの例を上げながら、相性抜群の理由を3つご紹介しました。
- 1か所ですべてが揃う
- 予算や買い物の時間が組みやすい
- 少ないスペースに季節感を出せる
繰り返しになりますが、普段の業務と並行してイベントの準備を進めていくのは本当に大変なことです。この記事が、予算や時間に制約がある中で、どうすればご利用者さんに楽しんでもらえるかを考え、日々奮闘している皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
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