こんにちは。生活介護事業所で日々支援にあたっているみなさん、本当におつかれさまです。
突然ですが、「草刈り」って、正直ちょっと面倒…と思ったことはありませんか?
草刈りを命じられたものの、暑い季節には体力的にもキツイし、日々の業務の合間にやるとなると、つい後回しにしてしまうものですよね。
でも実は、草刈りには、支援の質を高めるための大切な意味がたくさんあるんです。
今回は、生活介護事業所で草刈りが大切な理由を、5つの視点からわかりやすくお伝えします。
理由1:移動中の「転倒リスク」を減らせる

送迎車から施設の玄関まで、本棟から別棟まで──ご利用者さんが屋外を移動する機会は意外と多いものです。
雑草が生い茂ると、足元が見えにくくなり、つまづきやすくなるうえに、濡れた草で滑る危険性も。
これは単独で歩ける方に限らず、車椅子介助中の職員の安全にも関わる重要なポイントです。
草刈りを通して、事故を未然に防ぐ環境づくりができます。
理由2:アレルギー対策につながる

草の種類によっては、花粉やダニの温床になることも。
ご利用者さんの中には、アレルギー体質の方も少なくありません。職員自身の健康にも関わってくる話です。
もちろん100%防ぐことは難しいですが、少しでもリスクを減らす努力として、草刈りはとても有効です。
理由3:害虫の発生を防げる

伸びっぱなしの草には、蚊・ダニ・ハチなどの害虫が潜みやすくなります。
特にハチは、刺されたら重大な事故につながるおそれも…。
ご利用者さんの安全な暮らしを守るためにも、定期的な草刈りは欠かせません。
理由4:心もスッキリ、景観が整う

キレイに整った施設の外観は、どこか安心感を与えてくれます。
草が伸びたままだと「余裕がない現場」のように見えてしまうことも。
草刈りをすると、気持ちに余白が生まれるんです。
これはご利用者さんだけでなく、職員のメンタルヘルスにもいい影響があります。
理由5:視界が開けて安全性がアップ

送迎車の出入り口や通路の脇に草が生い茂っていると、死角が増えます。
「人が隠れて見えなかった」「車が急に出てきてヒヤッとした」なんて経験、ありませんか?
視覚的な安全性を高めるためにも、草刈りは大切な役割を果たしています。
草刈りは“業務の一部”として扱っていい

ここからは少し私見になりますが──
草刈りは、空いた時間にやる“ついでの作業”ではなく、
明確な目的を持った“正式な業務”として位置づけても良いのではないかと考えています。
職員だけで手が回らない場合は、業者に依頼するなど、外注を検討するのも一つの手。
「景観維持」のためだけでなく、「事故防止」や「健康対策」の一環として草刈りを考えると、施設全体の意識も変わってきます。
まとめ:草刈りは、支援の一環です
生活介護事業所での草刈りには、
単なる景観維持を超えた、「安全性の確保」と「心のケア」という意味があります。
- ご利用者さんの転倒やアレルギーを防ぐ
- 害虫被害や視界不良のリスクを下げる
- 働く職員の気持ちに余裕をもたらす
支援の一環として、草刈りをどう捉えるか。
そこに“ちょっとした配慮ができる現場”の強さが表れるのかもしれません。
【現場のアイデアと工夫】の記事をもっと読みたい人は?
こちらの「まとめページ」から、記事一覧をご覧ください。他のカテゴリも気になるあなたのために、まとめ記事一覧へのリンクも用意しています。
コメント