「この施設に通いたい」と思ってもらうために重要な施設の特色。その特色を打ち出せる可能性を秘めた生涯学習講座。実際に始めてみたけれど、
講座のネタが思い浮かばない
という悩みはありませんか?
私も日々、「学びは」生きる力になるという考えで、ご利用者さんに向けた生涯学習講座を10年以上担当していますが、ネタに困ることがよくあります。この記事では、生涯学習のネタに困った時に是非チェックしてほしいポイントを4つご紹介します。
この記事は、
・生涯学習講座を担当している生活支援員さん
・行事を企画するのが好きな職員さん
・生涯学習講座をやってみたい生活支援員さん
におすすめです。
【定番中の定番】新聞
言わずと知れた情報の宝庫です。私も普段から新聞を読みますが、「生涯学習のネタ探し」という視点で見ると、新たな発見があります。見方を変えるって大切です。
時事問題などをピックアップする場合はもちろん、投書欄などから議論のネタを引っ張ってきたり、日曜版などに掲載されているクイズなどからヒントが得られます。
「1面、2面とは?」
「新聞はどのように作られているか?」
「新聞を使った○○を作ってみよう」
など、新聞そのものがネタになるのも強みです。
⇒【関連記事】『福祉の現場でのリフレーミングとは?ポジティブシンキングとの違いを解説』
【意外?】旅行雑誌やお土産のカタログ
こちらも生涯学習講座のネタがたくさん詰まっています。
特に地理系の講座との相性が良く、
- 駅弁の売上ランキング
- 「このお土産は何県で買えるでしょう」
- 自分たちの施設から日帰りで行ける観光スポットを調べよう
など、観光地と都道府県をつなぐ問題や、名物や歴史の話題など、旅行雑誌から拾えるヒントを組み合わせれば、あっという間に講座の流れが出来上がります。
ご利用者さんの外出活動にも絡めることができるのも強みです。
⇒【関連記事】『日中の充実をサポート! 生活介護事業所で人気のアクティビティまとめ』
【困ったらコレも】カレンダー
カレンダーも、新聞や雑誌に負けず劣らず、生涯学習ネタをたくさん見つけることができます。曜日や日付に興味があるご利用者さんがいると、いい反応が返ってきやすいです。
- 六曜って何?
- なぜ、記念日は休みじゃなくて祝日は休みなの?
- 「春分」「秋分」だけじゃない、二十四節気を学ぼう
- 1年間は365日あるのか、実際に数えてみる
など、ジャンルを問わずにネタとして活用することができます。
【あると便利】国語辞典
最後にご紹介するのは国語辞典です。「意味を調べる」という行動そのものが講座のテーマとして使えます。生涯学習講座をやるやらないに関わらず、施設の備品として1冊は置いてあると便利です。
- 辞書の種類
- 辞書の使い方
という内容で講座を進めていくこともできますし、「これは何についての説明でしょうかクイズ」と題し、意味を読んで何について書かれているかを答えるという一風変わったクイズを展開することも可能です。
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まとめ
今回は、「生涯学習講座のネタに困ったらココをチェック!」というテーマで、4つのチェックポイントについてご紹介しました。
- 見方を変えると新しい発見がある
- 新聞、雑誌、カレンダーはネタの宝庫
- 国語辞典は「言葉を増やす」のに最適
生涯学習講座に、正解の形はありません。「学習」というと少し堅いイメージがついて回ってしまいますが、決してそんなことはありません。
私が意識しているのは「わかった!」「いいね!」「なぜ?」の頭文字を取った、「W・I・N」です。これからも、ご利用者さんに、学びを通じて楽しい時間を過ごしてもらうためのアイデアを書いていきます。
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