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マスキングテープは“見える支援”をつくるツールになる

生活支援員のための”支援に活かせる日用品”
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マスキングテープは、どこでも目にする機会のある日用品です。

ですが生活介護の現場では、
ちょっとした工夫で「支援ツール」に変わります。

高価な福祉用品や、専門器具でなくても、
ご利用者さんの安心を増やせる場面があります。

今回は、生活支援員歴15年の私が、実際の現場で活躍している具体例と、
注意しているポイントも含めてご紹介します。


活動を「見える化」する

▷ こんな悩みありませんか?

・大きな机を、1人分で区切りたい
・荷物を置くスペースを伝えたい
・「どこを歩くのか」「どこを見るのか」を見失いやすい

▷ 活用方法

机の上にマスキングテープで四角く枠を作ります。
必要に応じて、絵カードや文字を添えます。

また、床に貼って立ち位置を示すこともあります。
大まかなルートを伝えたり、入ってはいけない場所を可視化する時にも役立ちます。

▷ メリット

・視覚的な区切りができ、安心して活動しやすい
・言葉での注意喚起が減り、お互いの負担が軽減する
・はがしやすく、レイアウト変更が容易

▷ デメリット・注意点

・貼ってあることが気になってしまう人もいる
・視覚情報が多すぎると混乱する方もいる
・「誰のための、何の区切りか」を明確にする必要がある


手指の運動に使う

▷ こんな悩みありませんか?

ご利用者さんに手指の運動を提供したいけれど、
なかなかいい素材が見つからない。

そんな時は、マスキングテープを貼って剥がす活動はどうでしょうか。

付箋ほど弱くないけど、セロテープほど強くはない、
ちょうどいい粘着力が魅力です。

▷ 活用方法

クリアファイルなどに、3〜5センチ長さに切ったマスキングテープを何枚か貼りつけて渡し、ご利用者さんに剥がしてもらいます。

▷ メリット

・手指(つまむ動作)の運動になる
・単純に遊びとしても楽しめる
・折り返しを作る場合と作らない場合で、難易度が調整できる

▷ デメリット・注意点

・どうしても飽きてしまうことがある

・情報を増やしすぎると逆に分かりにくい

シンプルに、目的を絞って使うことがポイントです。


”自分のもの”の目印として使う

▷ こんな悩みありませんか?

洗面台に同じようなコップが並んでいて、
ご利用者さんが混乱してしまうこと、ありませんか?

文字の識別が苦手な場合、柄付きのマスキングテープが活躍します。

▷ 活用方法

・ご利用者さんのお気に入りの柄付きマスキングテープを使う
・無地のマスキングテープに、ご利用者さんが識別しやすいマークを書く

▷ メリット

・ご利用者さんが自分の物を識別しやすくなる
・直接書き込めないものにも貼りつけることができる
・「持つ場所」の指示にも使える

▷ デメリット・注意点

・「マスキングテープを剥がしたい」ご利用者さんとの兼ね合い
・全員が識別可能というわけではない
・マスキングテープが貼ってあることに気づかないケースがある


まとめ

マスキングテープは、本来はラッピングや装飾のための道具です。

でも、

・作業スペースの見える化
・手順の視覚的サイン
・創作活動の補助線
・物品のずれ防止

そんな役割を果たしてくれます。

大切なのは、「何を使うか」より「どう使うか」。
福祉用品でなくても、ご利用者さんの安心を作る支援は可能です。

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