単なる娯楽じゃない! 生活介護事業所の日中活動で「カラオケ」がおすすめの理由5つ

日中活動にカラオケがおすすめの理由 支援のアイデア

日常生活にサポートが必要な障害のある人が、日中の時間帯を過ごす場所である生活介護事業所。創作活動や生産活動だけでなく、様々な日中活動を行っています。

ご利用者さんにとっては、毎日の生活に彩りを添えてくれる日中活動ですが、内容を考える職員さんは頭を抱えてしまうこともあるのではないでしょうか。

  • どんな活動を提供したらいいかわかない
  • 同時に複数のメリットが得られる活動を探している
  • 同じテーマで毎回飽きない活動があればいいのに…

そんな悩みを解決するために、「カラオケ」を検討されてはいかがでしょうか。

「ただ歌うだけじゃないの?」

いいえ、カラオケは単なる娯楽ではありません。今回は、生活介護事業所で15年間生活支援員をやってきた私ならではの目線で、カラオケが日中活動としておすすめの理由を5つご紹介します。

この記事は、

・日中活動について情報がほしい生活支援員さん

・同時に複数のメリットが得られる活動を提供したい職員さん

・同じテーマで毎回飽きない活動を探している生活支援員さん

におすすめです。

「個人の活動」でもあり「集団の活動」でもある

カラオケは、歌っているときは「個人の活動」ですが、「他の人に自分の歌を聴いてもらう」あるいは、「他の人の歌を聴いて楽しむ」と言った集団での活動という側面があります。

  • 歌うことが好き
  • 他の人の歌を聴くのが好き
  • 集団の中にいることで安心できる

など、参加したいご利用者さんのニーズに幅広く対応できるという意味で、カラオケは日中活動としておすすめです。

脳トレになる

「カラオケは脳トレになる」というのがおすすめの理由2つ目です。

  • リクエストしたい曲名を思い出す
  • メロディーを聴きながら声を出す
  • 歌詞を見ながら歌う

など、記憶を刺激したり、同時に2つの動作を行うことになるので、脳トレになります。

活動を提供する支援者にとっては、「ご利用者さんに楽しんでもらいながら、脳を活性化するプログラムを提供できる」というまさに一石二鳥の活動です。

腹式呼吸が身につく

理由の3つ目は、腹式呼吸が身につくことです。腹式呼吸が身につくと、お腹でしっかりと声を支えるようにして歌うことができ、腹筋が鍛えられます。

腹筋が鍛えられるメリットは、しっかりとした声が出せるようになるだけに留まりません。姿勢が改善したり、便通が良くなったりと生活面でも良い影響が期待できます。

ご利用者さんの身体機能を維持するプログラムとしても、カラオケはぜひおすすめです。

「伝える」練習になる

言葉だけでなく、文字盤を指さしたり、文字に書いたり、ご利用者さんにはそれぞれの伝達手段があります。実は、カラオケは「伝える」力を伸ばすことに繋がるんです。

単純に歌いたい曲をリクエストするだけでなく、「歌いたい歌の曲名を思い出せない」というときに、どのようにして伝えるか、ご利用者さん自身で考えるきっかけが生まれます。

カラオケは、自分の伝えたいことを伝える練習になるという意味でも、非常に優秀であると言えます。

ご利用者さんの「その時の気分」に合わせやすい

カラオケが日中活動としておすすめの理由5つ目は、ご利用者さんの「その時の気分」に合わせやすいことです。

  • 毎回新しい歌を歌いたい
  • 定番の持ち歌を何度も歌いたい
  • 今日は聞きたい気分

など、ご利用者さんの特性やその時の調子に合わせて、自由に参加することができます。

まとめ

今回は、『生活介護事業所の日中活動には「カラオケ」がおすすめ』というテーマで、5つの理由をご紹介しました。

  • カラオケは老若男女を問わず人気の活動
  • 歌う以外のメリットが複数ある
  • 聴くだけでも参加することが可能

生活介護事業所に限らず、ご利用者さんの日中活動の提供に悩んでいる職員さん。一度検討してみてはいかがでしょうか。

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