PR

生活介護の現場で腰にくる動作15選|生活支援員の1日で解説

生活支援員のための”腰痛対策”
スポンサーリンク

生活支援員の仕事をしていると、

「いつ腰を痛めたのか分からないけれど、気づいたら腰がつらい」

という経験をしたことはありませんか?

私自身、生活介護の現場で15年以上働く中で感じているのは、
腰への負担は「特別な動作」だけで起きるわけではないということです。

むしろ、日常の支援の中にある小さな動作の積み重ねが、
気づかないうちに腰へ負担をかけていることが多いと感じています。

そこで今回は、生活介護の現場で起こりやすい「腰にくる動作」を、
1日の流れに沿って整理してみました。

具体的な場面を思い浮かべながら読むことで、
日々の支援を見直すヒントになればと思います。


朝の送迎で腰にくる動作(3シーン)

生活介護の1日は、送迎から始まることが多いですよね。
実はこの送迎の時間にも、腰へ負担がかかる動作がいくつもあります。

①車椅子を固定するフックを掛けるとき

送迎車で車椅子を固定する際、
床のフックに手を伸ばして体を前にかがめる姿勢になります。

このとき、かなり不自然な体勢になるため、
腰への負担が集中しやすくなります。


②車内で呼ばれて振り返るとき

送迎車には、運転手だけでなく、”介助員”が同乗することもあります。

介助員として乗っていると、
後ろの座席のご利用者さんに呼ばれることがあります。

そのとき、シートベルトをしたまま体をひねって振り返ると、
腰に負担がかかる姿勢になりやすいです。


③荷物の積み下ろしをする時

ご利用者さんによっては、重い荷物を持ち歩いている人がいます。

座席のスペースの関係で、シートの後ろに重い荷物を置く場合など、
不安定な姿勢なり、腰への負担が増してしまいます。


午前中の活動で腰にくる動作(5シーン)

施設に到着すると、
トイレ介助や身の回りの支援などが続きます。

特に、「ご利用者さんが施設に到着した時間帯」は、
中腰姿勢が続きやすい時間帯でもあります。


④靴の脱ぎ履きをサポートする時

玄関で靴を履き替える場合、
介助者はしゃがんだ状態になることが多いです。

しかも、別なご利用者さんの動線を邪魔しないように、
無理な姿勢になってしまうことも少なくありません。


⑤トイレ介助:便座への移譲

トイレ介助では、車椅子から便座への移乗をお手伝いすることがあります。

このとき中腰姿勢になりやすく、
腰に負担がかかりやすい動作です。


⑥トイレ介助:小便器での立位介助

緊張が強いご利用者さんの場合、
立ち上がりや姿勢保持を支える必要があります。

不安定な姿勢を支えるときは、
バランスを崩しやすいため、
腰に負担が集中しやすい場面です。


⑦アクシデントに対応する

施設で過ごしていると、
ご利用者さん同士の動線が重なり、
ぶつかりそうになる場面もあります。

そんな時、私たち生活支援員は「とっさの動き」を取ってしまいがちです。
その結果、腰への負担が蓄積されてしまいます。


⑧車椅子のブレーキやフットレストを操作するとき

車椅子のブレーキ操作やフットレストの上げ下げも、
中腰や、しゃがんで行うことが多い動作です。

1回の負担は小さくても、
回数が多いと腰への負担が積み重なります。


食事・歯磨き介助で腰にくる動作(3シーン)

昼食の時間帯も、
長時間の中腰姿勢になりやすい時間です。


⑨食事介助で中腰になるとき

食事介助は、基本的にご利用者さんの目線に合わせて行います。

座った状態では低すぎるけど、たった状態では高すぎる。
そんな時は、どうしても中腰になってしまいます。

中腰になる時間は、1回1回短くても、
回数が重なると腰の筋肉に負担がかかりやすくなります。


⑩落としたスプーンを拾うとき

食事中は、スプーンやフォークを落としてしまうこともあります。

そのたびに前かがみで拾っていると、
腰への負担が増えていきます。


⑪歯磨き介助で仕上げ磨きをするとき

仕上げ磨きでは、
ご利用者さんの口元に顔を近づける姿勢になります。

食事介助の時と同じで、中腰になりやすく、
腰への負担がかかりやすい場面です。


午後の活動で腰にくる動作(4シーン)

午後の活動では、
着替えや移動などの支援が増えることもあります。

この時間帯も、午前中から徐々に蓄積した疲労に加えて、
腰に負担がかかりやすい動作が続きます。


⑫車椅子利用のご利用者さんの着替え介助

背中側の衣類を整える際、
正面から手を回して衣類を直すことがあります。

この姿勢も、中腰やバランスを崩した姿勢になりやすい動作です。


⑬靴や靴下を履くのを手伝うとき

足元の介助は、
どうしても前かがみの姿勢になりやすいです。

玄関での靴の脱ぎ履き同様、
この動作も腰への負担がかかりやすい場面です。


⑭静養のため、ベッドに移乗する時

ご利用者さんによっては、身体機能の関係で、
定期的な静養が必要な方がいらっしゃいます。

車椅子からベッド、ベッドから車椅子。
スライダーなどの福祉用具を活用したとしても、
腰への負担がかかりやすいです。


⑮送迎:車椅子を押してリフトに乗り込む

帰りの送迎で気をつけてほしいのは、
「送迎車のリフトの段差」です。

この段差を超える時に、車椅子の前輪を上げるために、
大きく踏み込みながら操作することになります。

「送迎が終われば一段落」という気の緩みを生みやすく、
疲れが出ている時間帯でもあるため、
無意識に腰へ負担がかかりやすい場面と言えます。


まとめ|具体的なシーンを思い浮かべることが腰痛対策の第一歩

生活支援員の腰痛で検索すると、

・トイレ介助
・移乗介助
・体位変換

といったケースを知ることができます。
ですが、残念ながら一般的な情報を知るだけで、
腰痛対策にはならないのが現状です。

15年間の現場経験で感じるのは、
腰への負担は「特別な場面」だけで起きるわけではないということです。

むしろ、

日常の支援の中にある
小さな動作の積み重ね

が、腰への負担につながっていることも多いと感じています。

だからこそ、

「どんな場面で腰に負担がかかりやすいのか」

を具体的に思い浮かべることが、
腰痛対策の第一歩になるのではないでしょうか。

日々の支援の中で、
少しだけ身体の使い方を意識するきっかけになれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました