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生活支援員の腰痛対策|介助の動きは力士の姿勢にヒントがある

生活支援員のための”腰痛対策”
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生活支援員の腰痛対策というと、

・ボディメカニクス
・正しい姿勢
・ストレッチ

などがよく紹介されています。

もちろん、こうした知識はとても大切です。
ですが現場で働いていると、もっとシンプルに理解できる感覚があります。

それは、「力士の動きに似ている」ということです。

移乗介助や立ち上がり介助などの場面で、
腰を痛めにくい動き方を考えてみると、

  • 腰を落とす
  • 足を踏ん張る
  • 身体を安定させる

といった動きが自然と必要になります。

これは、まさに力士が相撲を取るときの姿勢とよく似ています。

今回は、生活支援員暦15年の私が、
腰痛対策のヒントとして、「力士の動き」と共通する身体の使い方を紹介します。


①腰を落とす(中腰ではなく、膝を使う)

介助の場面でよくあるのが、
中腰の姿勢で支えるという動きです。

例えば、

  • 車椅子から立ち上がるとき
  • トイレ介助
  • 送迎車のフックをかける時

こうした場面で、腰だけを曲げた姿勢になってしまうと、
腰の筋肉に大きな負担がかかります。

一方、力士の姿勢を思い浮かべてみてください。

相撲を取るとき、
力士は腰を曲げているのではなく、
膝を曲げて腰を落としています。

つまり、腰だけで支えるのではなく
足の力も使って身体を支えているという状態です。

介助の場面でも、

腰を曲げる

膝を使って腰を落とす

という意識を持つだけで、
身体の負担は大きく変わります。


②身体を近づける(体幹で支える)

介助で腰を痛めやすい原因の一つが、
腕の力だけで支えてしまうことです。

例えば、身体が離れた状態で移乗介助をすると、
腕を伸ばした状態で支えることになります。

この姿勢は、腕だけでなく腰に負担がかかりやすいです。

逆に、最も自分の力を伝えやすいのは、
体が密着している時なんです。

力士の取り組みの時のように、
腕ではなく、体幹(体の軸)で支えるようにすると、
腰への負担を減らしながら介助することができます。


③足を安定させる(踏ん張れる位置に立つ)

介助の場面で意外と見落とされがちなのが、足の位置です。

急いで介助をすると、足の位置が不安定なまま、
相手を支えようとしてしまうことがあります。

この状態だと、バランスを崩したときに腰へ負担が集中してしまいます。

相撲でも、
足の位置が不安定だと簡単にバランスを崩してしまいます。

そのため力士は、

  • 足を大きく開く
  • 重心を低くする
  • しっかり踏ん張る

といった姿勢を取っていると思います。
足を広げて腰を落とした力士の姿は、
とても安定感があるように見えませんか?

介助の場面でも、
「まず足の位置を決める」という意識を持つだけで、
身体の安定感は大きく変わります。


④すり足のように動く(支持基底面を減らさない)

介助の場面で意外と多いのが、
身体の向きを変えるときの動きです。

例えば、

  • 車椅子から便座へ移るとき
  • 車椅子の向きを少し調整するとき
  • ご利用者さんの身体を支えながら位置を変えるとき

こうした場面では、足の位置を固定したままだと、
逆に体を大きくひねってしまうことになります。

そこで、足の位置を変えつつ動くことになるわけですが、
その場合、一瞬ですが片足で支える状態になり、
バランスが崩れやすくなってしまいます。

相撲の動きを見ていると、
力士は大きく足を上げて歩くことはほとんどありません。

すり足のように、足を床につけたまま動いています。

介助の場面でも、

足を持ち上げて大きく動くのではなく、
すり足のように足を滑らせるように動くことを意識することが大事です。

そうすると、支持基底面(身体を支える足の範囲)を減らさずに、
身体を安定させることができます。

結果として、急な動きがあった場合でも
腰への負担を減らしやすくなります。


まとめ|腰痛対策は「身体全体を使う意識」

生活支援員の腰痛対策というと、

  • 正しい姿勢
  • ボディメカニクス
  • ストレッチ

など、さまざまな方法が紹介されています。
もちろん、こうした知識もとても大切です。

ですが、私自身が現場で働いていて感じるのは、
動きがイメージできるほうが、頭に入りやすい、
ということです。

日々の支援の中で、
「力士の姿勢」を少し思い出すだけでも、
身体の使い方が変わるかもしれません。

腰への負担を減らすヒントとして、
参考にしてもらえたら嬉しいです。

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