施設見学の準備はしていても、
いざ当日になると——
「どの順番で案内すればいいんだっけ?」
「どこで説明を入れるのがいい?」
と、頭が真っ白になった経験はありませんか?
私自身も最初は、流れを決めずに対応してしまい、
説明が前後したり、時間が大幅にオーバーしたり…と、失敗続きでした。
でも、“自分なりの流れ(型)”を作ってからは、かなり楽になりました。
この記事では、生活支援員歴15年の私の経験をベースに、
「見学対応の当日の流れテンプレ」を紹介します。
この記事を読むと
・見学対応の基本的な流れがわかります
・当日の動きがイメージでき、気持ちに余裕が生まれます
・時間オーバーや説明のブレを防げるので、現場に出る時間を守れます
想定する施設のイメージ
頭の中で、見学の全体像を共有できるように、
架空の生活介護事業所「福祉マスター」の施設概要を書きます。
・定員20名で、常時定員に近い数のご利用者さんが通所している
・生活支援員は10名配置
・送迎車は4台で運行し、到着が集中する時間帯がある
・施設の強みは、創作活動を兼ねた自主製品の制作
・施設は大きく「2つの大部屋」と「4つの個室」に分かれている
⇒大部屋のうちの1つが、ゆっくり過ごす部屋。もう1つが、活動の部屋
あくまでも仮の設定ですが、
皆さんは、この施設の生活支援員として見学対応を実施します。
見学対応の基本の流れ(テンプレ)
まずは全体像です。
① 受付・あいさつ
② 見学の目的確認
③ 施設内の案内
④ 施設の特色の説明
⑤ 質疑応答・クロージング
この流れをイメージしておくだけで、気持ちがグッと楽になります。
① 受付・あいさつ(〜5分)
最初の印象は、その後の見学全体に影響します。
・笑顔であいさつ
・簡単な自己紹介
・来所のお礼
ここで大事なのは、“安心感を持ってもらうこと”。
緊張しているご本人さんやご家族さんも多いので、
普段通りの対応を意識すると◎。
施設のパンフレットがある場合は、このタイミングで渡すのが良いでしょう。
この時に、ご本人さんの「初対面の人を見た時の印象」や、
「どれくらいの難しさの言葉で話せばいいか」などを判断できると、
次からのステップがスムーズに進行できますよ。
優しい言葉の言い換えは、普段から意識的に練習しておくと、いざという時に役に立ちます。こちらの記事で詳しく紹介しています👇️
② 見学の目的確認(5分)
ここで方向性を揃えておきます。
私は思いきって、
「今日はどういった部分を見たいですか?」
と聞くようにしています。
具体的に見学したい部分がある場合は、そこを重点的に、
逆に、特にない場合は「まんべんなく」を意識した対応を実施します。
このあたりは、事前に準備(すり合わせ)ができていれば、
簡単な確認程度で大丈夫です。
事前準備については、こちらの記事をご覧ください👇️
③ 施設内の案内(15〜20分)
実際の様子を見てもらうパートです。
今回は、「全体をまんべんなく案内する」という設定で対応します。
私が意識しているのは、”ご利用者さんの滞在時間の長さの順に案内すること”です。
①ゆっくり過ごす大部屋
②活動をするための大部屋
③個室(面談や、緊急時のカームダウンに使う、等)
必要に応じて、トイレや洗面所も見てもらいます。
この時に、「ここは何をするための部屋なのか」を伝えるのがポイントです。
④ 施設の特色の説明(10〜15分)
実際に施設の設備などを見てもらったうえで、
施設の特色についてもお伝えするようにしています。
この時に、「どんな人に合っている(苦手かもしれない)」を意識して、
話すようにしています。
・大部屋で過ごすことが基本になるので、静かな空間が好きな人は、苦手を感じてしまうかもしれない
・創作活動に力を入れているので、絵画や工芸が好きなら合うのではないか
・年に数回、地域の小学校と交流会を実施しているので、人と関わるのが好きなタイプのご利用者さんに喜ばれている
⑤ 質疑応答・クロージング(5〜10分)
最後は質問の時間です。
・気になることはありませんか?
・不安な点はありませんか?
質問が出ない場合でも、
こちらから「よくある質問」を補足してもOKです。
特に、利用人数や、職員・ご利用者さんの男女比などは、
聞かれることが多い印象です。
時間配分の目安(合計30〜45分)
・受付・あいさつ:5分
・目的確認:5分
・施設案内:15〜20分
・説明:10〜15分
・質疑応答:5〜10分
時間を守ることが目的になってしまうのはNGですが、
「ダラダラ長くなる」のは避けたいところです。
まとめ
見学対応の基本の流れは以下の通りです。
① 受付・あいさつ
② 見学の目的確認
③ 施設内の案内
④ 施設の特色の説明
⑤ 質疑応答・クロージング
この“型”を持っておくだけでも、
当日の対応はかなり楽になります。
「その場でなんとかする」から、
「流れに沿って落ち着いて対応する」へ。
それだけで、見学対応の負担はぐっと軽くなります。





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