障害支援区分認定調査で、生活支援員が感じた「判断」と「特記事項」のリアル

生活支援員のための「制度対応のコツ」

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生活支援員の皆さん、
ご利用者さんの「障害支援区分認定調査」に同席したことはありますか?

認定調査には、「80項目の基本調査」があります。

こう聞くと、

「全部しっかり答えないといけない」
「抜けがあったらまずい」

そんなふうに思ってしまうかもしれません。

この記事では、生活支援員歴15年の経験をベースに、
「障害支援区分認定調査」のリアルをご紹介したいと思います。

【📌生活支援員歴15年、失敗も成功もたくさん経験してきた私のプロフィールはこちら

この記事を読むと

・認定調査は「80項目全部聞かれるわけではない」とわかります
・基本調査以外の「特記事項」の大切さがわかります
・伝え忘れを防ぐアイデアがわかり、自分の仕事に活かせます


実際は、全部聞かれるわけではない

認定調査は、原則として3年に1回。
施設の規模にもよりますが、
私自身は、そこまで頻繁に経験したことはありません。

その中でも、感じていることは、
「80項目全てを質問されるわけではない」ということです。

調査は、ただチェックリストを埋めていく感じではなくて、
回答によって“流れが変わる”そんな印象でした。


「ここで決まるんだ」と感じた瞬間

印象的だったのが、こんな場面です。

あるご利用者さんについて、
「自分で判断するのが極めて苦手」といった話をしたとき、

調査員の方が、「では、このあたりは全介助ですね」と、
その周辺の項目をまとめて判断するような流れになったことがありました。

もちろん、これは毎回同じではなく、
調査員の方によって進め方は違います。

ただそのとき、「調査員として、“ここはしっかり知りたい”というポイントがある」と感じたのを覚えています。


支援員が焦る理由

こういう流れを知らないと、
「全部ちゃんと説明しなきゃ」
「抜けがあったら評価に影響するかも」と、
不安になってしまうかもしれません。

実際、私もそう思って、
一つひとつ丁寧に話そうとしてしまい、

必要以上に時間がかかりすぎてしまった、
という失敗もありました。

※私の失敗談については、こちらで詳しく書いています👇


「特記事項」で伝わるものがある

そして、もう一つ大事だと感じているのが、特記事項の存在です。

基本調査は、あくまで
「できる・できない」や「介助の程度」を整理するものですが、

それだけでは、ご利用者さんの“見えない生きづらさ”までは、
どうしても表現しきれないことがあります。

【私の実体験】特記事項にこう答えています

全てに共通する話ではありませんが、
私が調査員さんに伝えるようにしているのは、

「その支援が、どこまで”専門的か”」という視点です。

私が担当しているご利用者さんに、
自分で自分の顔を叩いてしまう人がいます。

施設利用当初は、多いときで数分おきに顔を叩いてしまう行動が見られていましたが、
現在は、1日のうちに数回発生する程度まで、頻度が著しく減少しました。

この状態だけを見れば、ご利用者さんは非常に安定しているように見えますが、
実際には「今の施設だから、安定して過ごせている」可能性があります。

つまり、「どこで、誰が支援しても、顔を叩いてしまう行動が少ない」わけではないので、
「現在は安定していますが、別な施設で同じように過ごせるかはわかりません」
とお伝えするようにしています。


じゃあ、支援員はどうすればいい?

ここまでを踏まえると、支援員として意識しておきたいのは、
“全部説明すること”ではないということです。

むしろ大事なのは、

  • 日常の中で困っていること
  • 支援が必要な場面
  • 見えにくい大変さ

こういった「伝えるべきポイント」を整理しておくことです。

そのためには、事前の情報整理が欠かせませんが、
私は「付箋に書き出して、クリアファイルに貼っておく」
という方法を取っています。

単色で大きめのものを使う方が迷いがなく、
結果的にスムーズに進みます。

※私が実際に使っているのはこのタイプです。(Amazon広告)


まとめ

障害支援区分認定調査は、
80項目すべてを順番に埋めていくものではなく、
回答によって流れが変わるものだと感じています。

そして、基本調査だけでは伝わらない部分を補うのが「特記事項」です。

だからこそ、
「全部話すこと」に意識を向けるのではなく、
「必要なことを、きちんと伝える」こと。

この視点を持っておくと、少し気持ちがラクになるかもしれません。

認定調査に同席するのは、正直ちょっと緊張しますよね。
でも、完璧に答えようとしなくても大丈夫です。

大事なのは、ご利用者さんの普段の姿を、
無理なく伝えることだと、私は感じています。

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現場歴15年の現役生活支援員で、介護福祉士の資格を持っています。

一人ひとりの話をじっくり聴くのが得意で、ご利用者さんの悩みを言語化したり、やさしく言い換えることに自信があります。

ありがたいことに、ご利用者さんやご家族さんから「細かい部分まで気を配ってくれる」「話の要点を整理してくれて助かる」と高評価を頂いています。

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