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生活介護事業所では、さまざまな活動を行います。
創作活動やレクリエーション、運動、外出など、
内容は事業所によってさまざまです。
私が主催している「まなレク」にも、
読書の時間があります。
そんな中、あるご利用者さんが、
オーディオブックを使った「聴く読書」を始めました。
きっかけになったのは、
「本を読みたいけれど、ページをめくることが少し負担になってきた」
という、ご本人の変化でした。
今回は、生活介護の日中活動でオーディオブックを利用し始めた経緯と、
実際に使ってみて感じていることを紹介します。
この記事を読むと
・”聴く読書”について知ることができます。
・生活介護と、聴く読書の相性について知ることができます。
・ご利用者さんが聴く読書を始めたエピソードを知ることができます。
これまでも読書を楽しんでいたAさん
今回オーディオブックを利用し始めたAさんは、
以前から読書に親しみがあるご利用者さんです。
私が主催する「まなレク」でも、
読書の時間に本を読んでいました。
そして、まなレクだけではなく、
日中活動の時間にも本を読むようになりました。
「ページをめくる」ことが少しずつ負担になってきた
Aさんには身体障害があり、
年々、手を動かすことが難しくなってきました。
そうすると、本を読むために必要なページをめくる動作も、
少しずつ億劫になってきます。
そこで私たちは、Aさんが読書を続けるための支援として、
「ページをめくるのをサポートしましょうか?」
と提案しました。
しかし、ご本人からすると、
短い間隔で何度も声をかけることに抵抗があったようです。
Aさんにとっては、
「自分のリズムで読みたい」という思いが強かったのかもしれません。
ここは、支援する側にとっても、
尊重すべき考えだと感じました。
ご本人から「オーディオブックを試してみたい」
そんな経緯があって、Aさん本人から
「オーディオブックを試してみたい」という話がありました。
オーディオブックは、
ナレーターなどが朗読する本を、
”音声で聴くサービス”です。
本を手に持ってページをめくる必要がありません。
そのため、Aさんにとっては、
「本を読む」という楽しみを残しながら、
ページをめくる負担を減らす方法のひとつになりそうでした。
ちょっとした休憩時間にも「聴く読書」
オーディオブックを利用し始めてからは、
日中活動の時間だけではなく、
休憩時間にも聴いている様子が見られるようになりました。
「活動として読書をする」というだけではなく、
自分の好きなタイミングで、
本の世界を楽しむ時間にもなっているようです。
これは、支援者としてもうれしい変化でした。
オーディオブックにも課題はある
もちろん、オーディオブックを導入すれば、
すべて解決するわけではありません。
実際に使ってみると、気になったのが音漏れです。
事業所の中で利用する場合、
周囲に音が聞こえてしまうと、
ほかのご利用者さんの活動や休憩の妨げになる可能性があります。
イヤホンを使う方法もありますが、
イヤホンの使用そのものが難しい場合もあります。
オーディオブックの立ち上げを支援者に頼む場合は、
支援者自身が操作に慣れる必要があります。
その人の身体状況や好み、
事業所の環境などを考えながら、
使い方を探していく必要があると感じます。
「できないこと」ではなく「続けられる方法」を考える
今回の経験を通して、私自身が改めて考えたのは、
「できなくなったこと」に注目しすぎないことの大切さです。
以前はページをめくって本を読んでいた。
でも、手を動かすことが難しくなってきた。
そこで、「どうしたら、これからも読書を楽しめるだろう?」
と考えてみる。
今回の場合、それがオーディオブックでした。
そして、その方法を提案したのが支援者ではなく、
Aさんご本人から「試してみたい」と出てきたことも大切だったと思います。
支援者の情報提供ももちろん大事ですが、
ご利用者さんの思いを形にすることも大事な支援です。
日中活動に「聴く読書」という選択肢
オーディオブックは、今回のように、
本を読むことは好きだけれど、
身体的な理由でページをめくることが負担になってきた方にとって、
支援の選択肢のひとつになるかもしれません。
もちろん、すべての方に合うわけではありません
音に対する配慮などの課題もあります。
ですが、日中活動の選択肢として、
オーディオブックに可能性を感じています。
まとめ|読書の方法が変わっても、読書を楽しむ気持ちは変わらない
今回、ご利用者さんがオーディオブックを使い始めたきっかけは、身体の変化によってページをめくることが負担になってきたことでした。
そこで、ご本人から出てきたのが、
「オーディオブックを試してみたい」という希望でした。
実際に利用してみると、日中活動だけでなく、
ちょっとした休憩時間にも「聴く読書」を楽しむ姿が見られています。
「できなくなったからやらない」ではなく、
「別の方法なら続けられないか」と考える。
その視点は、日中活動を考えるうえでも大切なのではないでしょうか。
今回利用しているオーディオブックについて
オーディオブックにはさまざまなサービスがありますが、
聴きたい本があるか、操作しやすいか、事業所で利用しやすいか、
なども、判断基準になると思います。
Aさんが利用しているサービスではありませんが、
私自身も以前、オーディオブックを試してみたことがあります。
そのときに利用したサービスについて、
下記のリンクから詳細を確認することができます。【広告】
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