日中活動に参加したくないご利用者さんへの対応|無理強いしない4つの関わり方

生活支援員のための日中活動アイデア
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「今日は、みんなでレクリエーションの日です」

生活介護事業所では、
全体で日中活動を行う場面も多いですよね。

でも、ご利用者さんの中には、
「今日は参加したくない。」
「みんなでやるのは苦手。」

という方もいます。

今回は、全体での日中活動に参加したくないご利用者さんへの関わり方について、現場歴15年の現役生活支援員の視点から、意識していることを紹介します。


この記事を読むと

・「参加する/しない」の2択で考えなくていいことがわかります
・参加してもらわなければ、と思う必要がないことがわかります
・参加したくない、を尊重するアプローチについて知ることができます


大切なのは「参加してもらうこと」ではない

生活支援員として働いていると、
「できるだけみんなで参加してほしい」と思うことがあります。

もちろん、一緒に活動することで笑顔が増えたり、
新しい経験につながったりすることもあります。

一方で、「今日は参加したくない。」
という日があるのも自然なことです。

私がかつて関わっていたご利用者さんに、
気分のアップダウンがとても激しい人がいました。

同じレクリエーションでも、参加する日としない日があったので、
「毎回確認する」という方法で対応していました。

その後利用者さんに提案していたのは、次の4つです。


① 参加しなくても、同じ空間で見学する

例えば、運動などのプログラムの場合、
必ずしも活動に参加しなくても、
同じ部屋で見学するだけでも十分です。

実際に見ているうちに、
「ちょっとやってみようかな。」
と途中から参加されたこともあります。

反対に、最後まで見学だけでも構いません。

その場の雰囲気を感じることも、
その人にとっては大切な時間だと思って関わっていました。


② 別室で個別の活動をする

そのご利用者さんは、
特定のご利用者さんの声が、
どうしても気になってしまうことがありました。

そんなときは、
別室で好きな活動をすることを提案していました。

その後利用者さんは、
編み物が得意だったので、
別室で編み物をしてもらったこともあります。

「みんなと一緒」であることよりも、
安心して過ごせることを優先したい場面もあります。


③ 「何もしない」を保証する

意外かもしれませんが、
「何もしない時間」も、
その人にとって必要な時間であることがあります。

実際に対応した回数は数えるほどしかありませんが、
「何もしたくない」と答えてくれた日は、
一緒にぼんやり過ごしていたこともあります。

「何もしなくても大丈夫」
という雰囲気づくりも大事だなと感じています。


④ 「少しだけ参加する」という選択肢をつくる

この対応が一番多かったと思います。

「参加する・参加しない」だけではなく、
「少しだけ参加する」という選択肢を作る方法です。

そのご利用者さんは、
自分の気持ちをある程度言葉にできる人だったので、
「疲れたら戻る」
「とりあえず10分だけ」
といった、大まかな流れを決めて参加されていました。


無理強いにならないことが基本

ここまで紹介してきた方法は、あくまでも一例です。
ですが、共通しているのは
「無理強いにならないこと」ではないでしょうか。

ご利用者さんの要望を、
無条件にすべて叶えるわけではありません。

「できれば参加してほしい。」
という支援員の思いと、
ご利用者さんの気持ちの落としどころを探る。

それが大切な視点ではないかと感じています。


まとめ

全体での日中活動に参加したくないご利用者さんへの対応では、
「どうやって参加してもらうか」ではなく、

「その人が安心して過ごせる選択肢をどう用意するか」

という視点が大切だと私は考えています。

「今日はこれならできそう」という選択肢を、
一緒に見つけていくことも、
生活支援員の大切な役割かもしれません。

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勤続15年、生活介護事業所で働く現役の生活支援員です。ケアマネージャー、介護福祉士、小学校の教員免許などを持っています。

ご利用者さんの悩みを言語化したり、わかりやすい言い換えに自身があり、ご利用者さんからは「アイデアが斬新」、「フォローが上手」とご評価頂いています。

ABA(応用行動分析学)をベースにしたアプローチが得意で、「どのように環境を整えていくか」を入口に支援を組み立てています。ABAについては、こちらのサイトが非常にわかりやすいのでおすすめです👇️

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