「次はどんな活動を提案しようか」
生活支援員として働いていると、
そんなことを考える場面はありませんか?
ご利用者さんに楽しんでもらえるように、
新しいレクリエーションを考えたり、
お気に入りの活動の準備をしたり。
日中活動の提案・提供は大切な仕事です。
でも、日中活動は、
生活支援員が”提供するもの”だけではありません。
今回は、「ご利用者さんと一緒につくる日中活動」
という考え方についてお話しします。
この記事を読むと
・生活支援員が活動を用意するわけではないことに気づけます
・ご利用者さんの強みを知るきっかけになります
・ご利用者さん同士の関係を深めるアプローチについて知ることができます
「活動を提供する」が当たり前になりがち
このブログで扱う「日中活動」については、
こちらの記事で詳しくまとめています👇️
生活支援員になると、
「今日は何をやろう。」
「どうしたら楽しんでもらえるだろう。」
と考える機会がたくさんあります。
ですが、ご利用者さんは、
活動を受け取るだけの存在ではありません。
自分で楽しみ方を見つけたり、
誰かとの関わりの中で自然と活動が始まることもあります。
特に「活動」として行っていたわけではありませんが、
以前関わっていたご利用者さんが、とてもゲーム好きな人でした。
昼食後、午後からの休憩が始まるまでの時間に、
ご利用者さん同士で、ゲームの話題で毎日盛り上がっていました。
私が思わず、「ゲーム同好会みたいですね」と声をかけるほど、
2人にとって生活のモチベーションそのものが上がる時間だったようです。
ご利用者さん同士の時間も立派な日中活動
先程のゲーム同好会の話だけではなく、
ご利用者さん同士に共通の話題や、
趣味があるケースも少なくありません。
特に現場で感じるのは、
オセロや将棋、トランプなどのボードゲームは、
やったことがある人が多い印象です。
その場に笑顔があり、会話が生まれ、
穏やかに過ごせる時間になるなら
私は、十分に日中活動として成立すると思っています。
「役割」がその人の活動になることもある
ご利用者さんの中には、
「誰かの役に立てること」が大きなやりがいにつながる方もいます。
例えば、
- テーブルを並べる
- 掃除をする
- 荷物を運ぶ
こうした役割をお願いすると、
表情が生き生きとする方がいます。
私の職場では、安全面に充分配慮したうえで、
施設周辺の草取りを、ご利用者さんと一緒にすることがあります。
その人にとっては、
「任せてもらえた。」
「ありがとうと言ってもらえた。」
そんな経験が、その日の充実した時間になることもあります。
強みを見つけたら、情報共有
普段の何気ない会話や、余暇時間で、
ご利用者さんの強みを見つけることもあります。
私が関わっているご利用者さんに、
一見すると何事にも興味を示さないように見える人がいました。
ある日、その人を何気なく見ていると、
窓の外をじっと眺めていました。
行き交う車を見ていたように感じたので、
一緒に外に出て車を見る時間を作るようにしました。
大切なのは、ご利用者さんの強みを見つけたら、
他の支援員と共有することです。
主役は活動ではなく、ご利用者さん
私が日中活動を提供する時には、
「その人にどんな時間を過ごしてもらいたいか」
を意識しています。
変化が苦手な人に新しいことを提案したり、
刺激が欲しい人にいつもの活動を提案すると、
活動そのものがストレスになってしまうかもしれません。
・穏やかに過ごしたいのか
・刺激が欲しいのか
・長時間じっくり取り組みたいのか
提案するのは生活支援員かも知れませんが、
日中活動の主役はご利用者さんです。
まとめ
日中活動は生活介護事業所の中心となる活動の1つです。
ご利用者さん自身が楽しみを見つけること。
ご利用者さん同士の関わりから活動が生まれること。
準備や片付けなどの役割を通して、「誰かの役に立てた」と感じられること。
どれも、その人にとっては大切な日中活動です。
「どんな1日を過ごしたいと思っているか」
そんな視点も持ちながら、
ご利用者さんの1日をサポートしていけたらいいと思います。
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勤続15年、生活介護事業所で働く現役の生活支援員です。ケアマネージャー、介護福祉士、小学校の教員免許などを持っています。
ご利用者さんの悩みを言語化したり、わかりやすい言い換えに自身があり、ご利用者さんからは「アイデアが斬新」、「フォローが上手」とご評価頂いています。
ABA(応用行動分析学)をベースにしたアプローチが得意で、「どのように環境を整えていくか」を入口に支援を組み立てています。ABAについては、こちらのサイトが非常にわかりやすいのでおすすめです👇️






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