ケース会議を主催する時、
「レジュメを作ったけど、これでいいのかな…」
と感じたことはありませんか?
実は、レジュメは”要約した資料”であるため、
正解の形が1つに決めにくい書類でもあります。
そこでこの記事では、生活支援員歴15年の私が、
自分自身の経験から学んだ、
ケース会議でよくある“伝わらないレジュメのNG例”を5つ紹介します。
「絶対に失敗しない方法」ではなく、伝わりやすい書き方の1つの手段、
として読んでもらえれば嬉しいです。
この記事を読むと
・レジュメが伝わらない原因がわかり、自分自身の業務に活かせます
・よくある失敗を事前に避けることができ、気持ちが軽くなります
・シンプルで実用的な改善ポイントを知ることができます
NG①:目的に曖昧な言葉が多用されている
読んだ時に、「何となくわかったようになってしまう言葉」が多用されていると、
参加者の理解が揃わない原因になってしまいます。
よくある例
- 「Aさんのパニック時の緊急対応について検討する」
- 「Bさんとのコミュニケーション手段について話し合う」
👉これだと、参加者の頭の中でゴールがバラバラになります。
なぜダメ?
レジュメは「意見のすり合わせ」が大事だからです。
目的として書かれた言葉が曖昧だと、
・参加者同士で、認識の相違が生まれる
・認識の相違を埋めるための話し合いが別途必要になる
・結果的に会議の時間がかかってしまう
という状況になってしまいます。
改善ポイント
👉「どんな行動か」まで書く
例:
- 「Aさんが、不安になって頭を叩いてしまう行動について検討する」
- 「Bさんの、言葉以外でのやり取りの方法について話し合う」
わかりやすい目的の立て方は、こちらの記事にテンプレ付きでご紹介しています👇️
NG②:情報を詰め込みすぎている
よくある例
- 長文の経過説明
- 細かすぎる記録の羅列
- 1枚に収まらない資料
なぜダメ?
レジュメは「説明資料」ではなく「会議の流れを大まかにまとめた資料」です。
情報が多すぎると、
・読むのに時間がかかる
・要点以外の方向に議論が進行してしまう恐れがある
・結果的に、話し合いに時間がかかる
という状況になってしまいます。
改善ポイント
👉「流れがわかる最低限」に絞る
- 詳細は口頭で補足
- 必要なら別紙にする
“シンプルにまとめるコツ”は、こちらでテンプレ付きで紹介しています👇
NG③:タイムテーブルが曖昧
よくある例
・目的
・検討内容①
・検討内容②
など、検討項目だけが書かれている。
なぜダメ?
時間配分が書かれていないことで、
・状況報告だけで、予定時間の大部分を使い果たしてしまう
・参加者の集中力とモチベーションの低下
・多職種連携において、「他業務への支障」が出てしまう
改善ポイント
会議の中身に、大まかな目安の時間を書き込む。
例:
- 情報共有(5分)
- アイデア出し(30分)
- まとめ(10分)
これだけで、「会議の終り」が見え、参加者の動きが変わります。
NG④:参加者が適切でない
よくある例
- 関係ない人が多い
- 必要な人がいない
なぜダメ?
・話が深まらない
・決定できない
・責任が曖昧になる
改善ポイント
- 実際に支援している人
- 意思決定ができる人
- 新しく関わる人
など、参加して欲しい人を明確にするだけではなく、
参加できない人には、事前に意見を求めるようにするなど、
「全員が参加できない場合への配慮」をする。
参加者の決め方は、こちらの記事で具体例付きで解説しています👇
NG⑤:「流れ」だけしか書かれていない
よくある例
- レジュメに問いがない
- 何を聞きたいのか不明
なぜダメ?
レジュメは、単なる「タイムテーブル表」ではありません。
「流れ」だけしか書かれていないと、
参加者が“受け身”になってしまいます。
改善ポイント
「この会議で明らかにしたいこと」を書く
例:
- Aさんにとって「急」とはどの程度か?
- 言葉以外の伝達方法は何があるか?
これがあるだけで、会議の質が一気に上がります。
NGを避けるだけで、会議は変わる
ここまで紹介したNGは、どれも特別なスキルがなくても改善できます。
むしろ「上手く書こう」とするより、「NGを避ける」方が効果的と言えます。
少し見方を変えると、「上手く書こう」という気持ちは、
「ケース会議を成功させたい」という気持ちの表れです。
こういったリフレーミングの視点も、レジュメ作成時に役立ちます。
こちらの記事で詳しく解説しています👇️
うまく作る方法を知りたい方へ
この記事では、
「やってはいけないこと」を中心にお伝えしました。
では実際に、
✔ どうやって作ればいいのか
✔ テンプレはどう使うのか
を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください👇
まとめ
ケース会議のレジュメでよくあるNGは以下の5つです。
- 目的が曖昧
- 情報を詰め込みすぎ
- 検討内容がざっくり
- 参加者が適切でない
- 知りたいことが書かれていない
レジュメは「完璧に作るもの」ではなく、
「会議の流れを伝える大まかな資料」です。
まずは、出来上がったレジュメに、
NGポイントがないかどうか、チェックしてみてください。





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