生活支援員として働いていると、
手荒れが気になることはありませんか?
介護現場では、利用者さんの支援を行うたびに、
手洗いや手指消毒をする機会があります。
排泄介助や食事介助、着替えの介助など、
業務の内容によっては何度も手を洗うことになります。
また、水仕事や手袋の着用など、
手肌に負担がかかる場面も少なくありません。
そこで今回は、
生活支援員の仕事で手荒れが起こりやすい理由と、
現場でできる手荒れ対策について紹介します。
この記事を読むと
・職場でできる手洗い対策について知ることができます
・個人での対策だけではなく、職場単位での対策についても知ることができます
・職場でのケアだけでなく、自宅でのケアの大切さについてもわかります
生活支援員はなぜ手荒れしやすい? 仕事中に考えられる3つの原因
手荒れの原因はさまざまですが、
生活支援員の仕事では、
特に次の3つが関係していると考えています。
① 頻繁な手洗い・手指消毒
生活支援員の仕事では、
感染対策として手洗いや手指消毒を繰り返す機会があります。
私の職場でも、ケアの区切りごとに、
手洗いや手指消毒を行っています。
「1ケア1手洗い」と教えられた人もいるのではないでしょうか。
私自身、この記事を書こうと思ったタイミングで、
何回くらい手洗いをしているのか数えてみたことがあります。
正確な回数を数えようと思ったんですが、
少なくとも午前中に10回以上手洗いをしたあたりまでは数えていて、
あまりに頻繁で途中で諦めてしまったほどです。
もちろん、手洗いや手指消毒は、
利用者さんと職員双方を感染から守るために欠かせないものです。
ですが、頻繁な手洗いと手指消毒は、
手肌の負担が大きいので、
生活支援員が抱えやすい悩みのひとつだと思います。
② ハンドクリームを塗る余裕がない
手荒れ対策には、保湿が大切だとわかっていても、
仕事中にハンドクリームを塗る余裕がないこともあります。
私自身も、仕事中に手荒れが気になったときは、
職場に備品として置いてあるワセリンを塗ることがあります。
ただ、いつでも塗れるわけではありません。
「せっかく塗っても、また手を洗うことになるし……」
そんなことを考えて、
ハンドケアそのものを後回しにしてしまうこともあります。
利用者さんの支援が続いていると、
自分の手肌のケアまで気が回らないこともありますよね。
③ 手袋の中が蒸れる
排泄介助など、使い捨て手袋を着用して行う業務もあります。
手袋は感染対策や汚染から手を守るために必要なものですが、
着用している間は手袋の中に汗や湿気がこもることがあります。
特に、身体を支えたり、姿勢を変えたりしながら行う介助では、
手だけでなく身体全体を動かす機会も多く、
手袋の中が蒸れて不快に感じることがあります。
手袋の長時間着用による蒸れや摩擦は、
皮膚への負担になる場合があります。
この記事を書くにあたって参考にさせていただいた記事はこちらです👇️
【医師監修】手荒れの原因は乾燥!水仕事が多い人に知ってほしいかさつきの予防法とハンドクリームの塗り方
生活支援員が仕事中にできる手荒れ対策4つ
ここからは、現場での経験も交えながら、手荒れを防ぐために、
仕事中に気をつけたいポイントについてまとめていきます。
ここでは、日常業務の中で意識したい4つのポイントを紹介します。
① 手洗い後は水分をしっかり拭き取る
手洗い後は、手に水分が残らないように、
清潔なタオルやペーパータオルなどで丁寧に拭き取りましょう。
特に、指の間や指先などは水分が残りやすい部分です。
急いでいると拭き方が適当になりがちですが、
気持ちを整える意味でも、
出来る時はゆっくり手をふけると良いですね。
また、熱いお湯は皮脂を落としやすいため、
手洗いには熱すぎない水を使うことも大切だそうです。
手が濡れたまま手袋を着用すると、
皮膚への刺激につながることもあるので、
十分に乾かしてから着用しましょう。
② 休憩時間などに保湿する
手荒れ対策の基本は、日頃からの保湿です。
仕事中に何度もハンドクリームを塗るのが難しくても、
休憩時間や業務の合間など、
無理のないタイミングで保湿する習慣をつくってみるのはどうでしょうか。
私の職場では、職員が自由に使える備品として、
ワセリンが置いてあるので、保湿の意味で使っています。
ワセリンは皮膚表面に保護膜をつくり、
水分の蒸発を防ぐ働きがあるそうです。
一般的なハンドクリームとは使用感が異なり、
ベタつきが気になる場合もありますが、
現場の様子を見回しながら、手になじませています。
私にとっては、少し立ち止まる時間は、
現場を広く見渡す時間でもあります。
③ 手袋の中を蒸れた状態にしない
トイレ介助などで手袋を着用する業務では、
必要な作業が終わったら適切に外し、
手袋を必要以上に長時間着用しないことも大切です。
手だけではなく、身体全体を使うので、
特に夏場のトイレ介助は、手袋の中が気になってしまいます。
汗で蒸れた状態は、皮膚のバリアが弱ってしまうらしいので、
可能であれば、こまめな手袋の交換と乾燥が大切だと思います。
④ 水仕事は職員同士で協力する
これは、私の職場で実際に行っている工夫です。
食事の準備や片付けなど、
生活介護事業所では水仕事をする機会もあります。
同じ職員が長時間洗い物を続けていると、
水や洗剤に触れる時間も長くなります。
私の職場では、明確なルールとして決まっているわけではありませんが、
職員同士で声を掛け合い、水仕事を交代するようにしています。
一人がずっと洗い物をするのではなく、
できる範囲で交代することで、
同じ人に負担が集中しないようにするためです。
手荒れ対策というと、ハンドクリームを塗るなど、
個人で行うケアをイメージしがちですが、
職員同士で協力し、手肌への負担を分散することも大切な工夫だと思います。
自分の身体を守るために、
周囲と協力することも忘れないようにしたいですね。
仕事中だけでなく、自宅でのハンドケアも大切
仕事中に手荒れ対策を意識していても、帰宅後の家事や水仕事などで、さらに手肌に負担がかかることがあります。
そのため、職場だけでなく、自宅でも保湿を意識したいところです。
特におすすめしたいのは、
寝る前のハンドケアです。
一日の仕事や家事が終わった後、
ハンドクリームを塗って、
手肌をいたわる時間をつくってみると良いかもしれません。
香りのあるハンドクリームなら、
その香りを楽しみながら、
ゆっくり自分と向き合う時間にもできます。
まとめ:自分の手も大切にしながら働こう
生活支援員の仕事では、手洗いや手指消毒、
水仕事、手袋の着用など、
手肌に負担がかかる場面が少なくありません。
感染対策や利用者さんの支援を優先するあまり、
自分の手肌のケアを後回しにしてしまうこともあると思います。
今回紹介したのは、決して特別な方法ではなく、
日々の業務の中で少しずつ工夫し、
自分の身体をいたわる時間をつくる方法です。
利用者さんの生活を支える自分自身のことも、
後回しにしすぎないようにしたいですね。
今日も頑張った自分の手に、ちょっとしたケアをしてあげませんか?


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