現場で働いていると、
「掃除しないといけないのは分かっているけど、そんな時間がない」
と思うことがあります。
生活介護の現場は、ご利用者さんの支援が最優先です。
体調不良やトラブルへの対応など、
予定外の出来事が起こることも珍しくありません。
そのため、
「掃除担当や日程を決めたから大丈夫」
というほど単純ではないのが現実です。
今回は、現役生活支援員である私が、職場で実践している、
まとまった掃除時間を確保するための工夫をご紹介します。
この記事を読むと
・まとまった掃除の時間を確保するアイデアがわかります
・個人ではなく、チームで関わることの大切さに気づくことができます
・「掃除する人が損をしない仕組み」の重要性について知ることができます
まず大切なのは「掃除担当が損をしない仕組み」
施設の環境整備は大切です。
単純に、怪我などのリスクを軽減するだけでなく、
ご利用さんが気持ちよく過ごせることに繋がるからです。
しかし、通常の業務に加えて、
普段やらない場所の掃除まで一人の職員に集中させてしまうと、
「掃除担当になった人だけ大変」
という状態になってしまいます。
これでは長続きしませんし、
環境整備がどんどんと後手に回ってしまいます。
大切なのは、
チーム全体で環境整備を支える仕組みを作ること。
そのうえで、まとまった掃除時間を確保する方法を考えていきます。
①生活支援員それぞれの強みを組み合わせる
生活支援員には、それぞれ得意分野があります。
それは、単純な介護技術の有無だけではありません。
例えば、草刈り機の扱いに慣れている職員なら、
駐車場や敷地内の整備を担当できます。
一方で、レクリエーションが得意な職員なら、
多くのご利用者さんが参加できる活動を主導できます。
これらを組み合わせれば、レクリエーションの時間に、
他の職員が掃除や環境整備に取り組める時間を作り出すことができるかもしれません。
また、外作業を担当している職員の記録を他の職員が分担するなど、
周囲がフォローすることで負担の偏りも防げます。
「誰が掃除をするか」ではなく、
「それぞれの得意を活かした結果、掃除時間をどう作るか」
という発想で取り組んでいます。
ちなみに私は草刈り機が扱えるので、
現場を他の職員さんに任せて、草刈りをすることが多いです。
②外部講師によるレクリエーションの時間を活用する
私の職場では、
ご利用者さんの興味や関心を広げるために、
外部講師を招いた講座を定期的に実施しています。
このような時間は、
現場職員がすべての進行を担当する必要がないため、
比較的余裕が生まれやすくなります。
もちろん職員の見守りは必要ですが、
普段よりも環境整備に人員を回しやすいタイミングでもあります。
- 倉庫の整理
- 備品の点検
- フロア清掃
- 屋外環境の整備
など、後回しになりがちな作業を進めるチャンスです。
普段の業務の中だけで時間を作ろうとするのではなく、
余裕が生まれやすい時間帯を見つける視点も重要です。
③送迎に出ない職員が掃除を担当する
事業所によっては、
利用者数や送迎ルートの関係で送迎に余裕がある日もあります。
そのような場合は、
掃除や環境整備が得意な職員を送迎担当から外し、
施設内の整備を任せる方法も有効です。
例えば、
- 換気扇の清掃
- 倉庫整理
- 送迎車の駐車スペースの草取り
など、ある程度まとまった時間が必要な作業は
送迎中の時間を活用すると進めやすくなります。
もちろん人員配置の状況によりますが、
「誰を送迎に出すか」という視点を少し変えるだけでも、
環境整備の時間は作れます。
環境整備はチームで取り組むもの
福祉の現場では、ご利用者さん主体で動く以上、
予定どおりに進まないこともあります。
むしろ突発的な出来事は起きて当たり前です。
だからこそ、掃除や環境整備を行う職員は、
いつでも利用者支援に戻れる状態を、
意識しておく必要があります。
そして、一人で抱え込むのではなく、
チーム全体で役割を調整しながら取り組むことが大切です。
特別な誰かがやることではなく、
職員それぞれの強みを活かしながら、
チームで時間を生み出していく。
そんな考え方が、無理なく続けられる環境整備につながるのではないでしょうか。
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現場歴15年の現役生活支援員で、介護福祉士の資格を持っています。
一人ひとりの話をじっくり聴くのが得意で、ご利用者さんの悩みを言語化したり、やさしく言い換えることに自信があります。
ありがたいことに、ご利用者さんやご家族さんからも「言葉選びが丁寧」「書類の要点整理が上手」と評価を頂いています。
ABA(応用行動分析学)をベースにしたアプローチが得意で、「どのように環境を整えていくか」を入口に支援を組み立てています。ABAについては、こちらのサイトが非常にわかりやすいのでおすすめです👇️





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