クリアファイルは「繰り返し支援」を支えるツールになる

生活支援員のための”支援に活かせる日用品”
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クリアファイルといえば、プリントや書類を入れるもの。
ご家族さんとの書類のやり取りなどでよく使っています。

でも生活介護の現場では、少し見方を変えるだけで、
ご利用者さんの支援に役立つ便利なツールになります。

私は15年以上生活支援員としての経験をベースに、
支援ツールとしてのクリアファイルの使い方についてご紹介します。


この記事を読むと

・クリアファイルを支援に活用するアイデアを知ることができます
・身近なものを支援ツールとして考える視点が身に付きます
・クリアファイルと「繰り返し」の相性の良さを知ることができます


① 何度でも使える「筆談ボード」になる

▷こんな悩みありませんか?

私が担当しているご利用者さんに、
「ご本人は言葉で話、こちらからの伝達は筆談」
という人がいます。

筆談だけならメモ用紙でOKなんですが、
伝達した情報はすぐに消さないと、
ご利用者さんが混乱してしまいます。

そんな時、クリアファイルは筆談ボードとして活用できます。

▷活用方法

準備は簡単。
クリアファイルの中に紙を1枚入れるだけ。

あとは、ホワイトボードマーカーで表面に文字を書けば、
立派な筆談ボードになります。

▷メリット

・書き終わったらティッシュなどで拭くだけで、何度でも繰り返し使える。
・好きな色の紙を入れることができる
・安価に試すことができる

▷デメリット・注意点

・市販のホワイトボードより強度が低い
・サイズによっては持ち運びに不便さを感じる
・紙を入れただけだと、落ちてしまう場合がある


② テープを貼って剥がす手指の運動に使える

▷こんな悩みありませんか?

ご利用者さんに、
「マスキングテープなどを、貼って剥がす」
という手指の運動を提供したい。

でも、手頃な台紙が見つからない。

そんな時には、クリアファイルがおすすめです。

▷活用方法

表面がツルツルしているため、
繰り返し貼って剥がすことができます。

特にマスキングテープの場合、
紙に貼るよりも剥がしやすく、
繰り返し使えるので、
手指を動かす活動にも取り入れやすいのが特徴です。

▷メリット

・準備や片づけが簡単
・無地のものを使えば、視覚的な邪魔になりにくい
・テープが繰り返し使える

▷デメリット・注意点

・強い粘着が欲しい場合には、やや不向き
・軽いので、剥がす時に動いてしまう
・ファイルの縁で手を切ってしまう恐れ

マスキングテープの活用については、こちらの記事で紹介しています👇️


③ プリント学習を何度でも繰り返せる

▷こんな悩みありませんか?

文字の書き取りやなぞり書きなどで、
同じ課題を繰り返し使いたい。

でも、プリントを大量に用意するのは
時間的にもコスト的にも負担が大きい。

▷活用法

プリントをクリアファイルに入れ、
その上からホワイトボードマーカーで書いてもらいます。

終わったら消すだけなので、
同じプリントを何度でも使えます。

▷メリット

・「同じ課題を繰り返したい」タイプのご利用者さんに向いている
・プリントを入れ替えることで、複数種類の課題に対応できる
・準備にかかる時間を短縮できる

▷デメリット

・「どれだけやったか」を可視化しにくい
・筆圧が強いご利用者さんの場合、ペン先が潰れてしまう可能性
・書いている途中で、紙が動くと、答えがズレてしまう


まとめ:身近な物だからこそ、支援の幅が広がる

クリアファイルは、どこの事業所にもある身近な日用品です。

しかし、「書類を入れる物」という見方を少し変えるだけで、

  • コミュニケーション
  • 手指の運動
  • 学習支援

など、さまざまな場面で活躍する支援ツールになります。

特別な福祉用品でなくても、
現場の工夫次第で支援の幅は広がります。

ぜひ一度、身近なクリアファイルを支援の道具として活用してみてください。


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現場歴15年の現役生活支援員で、介護福祉士の資格を持っています。

一人ひとりの話をじっくり聴くのが得意で、「今あるもので何ができるか」という考え方を大事にしています。特に、日用品を支援に活用することに興味があり、日々試行錯誤をしています。

現場の業務と同じくらい大切なのが、自分自身をいたわるセルフケア。”目指せ福祉マスター”では、仕事と暮らしのベストバランスを応援しています。

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