車いすでエレベーターに乗る前に|生活支援員のための事前準備3ステップ

生活支援員のための”車いす支援”
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生活支援員の皆さん。
車いすを利用しているご利用者さんとの外出支援で、
エレベーターを利用した経験はありますか?

エレベーターは一見、安全に見える設備です。
ですが車いす支援の現場では、「乗り方」よりも、
“乗る前の準備”で安全が大きく変わる場所でもあります。

今回は、生活支援員が現場で使える
「エレベーターに乗るための事前準備」を3ステップでまとめました。

【📌生活支援員歴15年、失敗も成功もたくさん経験してきた私のプロフィールはこちら

この記事を読むと

・エレベーターに乗る時の事前準備について、具体的な数字で学べます
・どうして事前準備が大事なのかがわかり、支援に活かすことができます
・車椅子の操作を知るだけではわからない、隠れたチェックポイントがわかります


私の失敗談

これは、私自身の失敗談なのですが、
数年前、あるご利用者さんの希望で、博物館に「ジブリ展」を見に行きました。

人気の展覧会だけど、平日の昼間だから大丈夫だろう、
そう思っていましたが、駐車場は大混雑。

エレベーターが常に満員の状態で、
乗り込むのに想像以上に時間がかかってしまいました。

その時に、「乗る前に準備しておくこと」の大切さを痛感しました。

皆さんも、車いす支援をしていて、「神社に行きたいけど砂利道が怖い」と感じたことがありませんか?
コチラの記事では、生活支援員の車いす介助をサポートするためのアイデアをご紹介しています👇️

なぜ「準備」が重要なのか

エレベーターは、

  • 空間が限られている
  • 自分たち以外も利用する可能性がある
  • ドアの開閉に時間制限がある

という特徴があります。

つまり、“その場での調整がしにくい環境”であると言えます。

支援技術として、エレベーターの乗り方について学ぶ機会は多いと思いますが、
乗る前に「安全に操作できるか」を見極めることも重要です。


エレベーターに乗るための事前準備3ステップ

ここからは、生活支援員歴15年、現役生活支援員である私の経験をお伝えしていきます。


■ ステップ①:エレベーターのサイズを確認する

最近は、ネットなどで目的地の情報を調べやすくなりましたが、
「エレベーターあります」という情報だけでは不十分です。

確認したいのは、
「何人乗りのエレベーターか」
ということです。

目安としては、3人乗り以上かどうかを基準にして下さい。

ご利用者さんと介助者の2名なんだから、2人乗りでも良いのでは?
と思われるかも知れませんが、
ここで大切なのは、「乗れるかどうか」ではなく、

“安全に操作できる広さがあるか”という視点です。

  • 方向転換ができる
  • 介助者の立ち位置が確保できる
  • ドア付近で接触リスクが少ない

こういった条件が揃って初めて、
ご利用者さんが安心して利用することができます。

少しでも不安がある場合は、
「無理に乗らない判断」も大切な支援です。


■ ステップ②:2人+荷物分のスペースをイメージする

エレベーターの広さは、
「利用者+介助者+荷物」で考える必要があります。

特に見落としやすいのが荷物です。

  • リュックなのか手持ちなのか
  • 車いすの横にかけるタイプか
  • 介助者自身の両手は使えるか

これらを事前にイメージしておくことで、
「荷物が引っかかって乗れない」という状況を防げます。

初めての外出支援で、状況がイメージしづらい場合は、
エレベーターに見立てた「90センチ四方の空間」で、
展開できるか練習してみると良いかもしれません。


■ ステップ③:時間に余裕をもって行動する

これは私自身の失敗経験から、はっきりと言えることなんですが、
エレベーターは時期や時間帯によって状況が大きく変わります。

「空いてるだろう」ではなく、
「混んでいるかもしれない」という感覚で動くくらいがちょうどいいと思います。

特にライブや行事など、開始時間が決まっている場合は注意が必要です。

焦って乗ろうとすると、

  • 無理な操作になる
  • 周囲への配慮が難しくなる
  • 事故リスクが上がる

といった状況につながります。

だからこそ、「2〜3回見送るつもりで動く」くらいの余裕を持つことが、
安全な支援につながります。

もし、待つことが苦手なご利用者さんがいる場合は、「どれくらい待つのか」という見通しを伝える支援が必要になる場合があります。
タイマーを見ることができる人の場合は、「ルーチンタイマー」というアプリがおすすめです👇️


まとめ

エレベーター支援で大切なのは、
「うまく乗ること」だけではありません。

むしろ、安全にコントロールできるかどうかを、事前に判断することのほうが重要です。

  • サイズを確認する(必要があれば問い合わせる)
  • スペースをイメージする
  • 時間に余裕を持つ

この3つを意識するだけで、
無理な支援やヒヤリは大きく減らせます。

「乗れるかどうか」ではなく、「安全に操作できるか」で判断する

この視点を持つことが、
生活支援員としての安心・安全な支援につながります。


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現場歴15年の現役生活支援員で、介護福祉士の資格を持っています。

一人ひとりの話をじっくり聴くのが得意で、ご利用者さんの悩みを言語化したり、やさしく言い換えることに自信があります。

ありがたいことに、ご利用者さんやご家族さんから「説明が丁寧」「話の要点を整理してくれて助かる」と高評価を頂いています。

介護福祉士について、詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください👇️

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