生活支援員の仕事に興味はあるけれど、
「実際どんなことをするの?」
「1日の流れってどんな感じ?」
と、イメージがつかない方も多いと思います。
この記事では、現場歴15年、現役生活支援員の立場から、
仕事内容と1日の流れを解説していきます。
ただし、最初に共有したい大事な前提がありますので、
「絶対にこうなんだ」と思わずに読んでもらえたら嬉しいです。
この記事を読むと
・”生活介護の生活支援員”の、仕事の流れがわかります
・生活支援員と言っても、業務内容に幅があることがわかります
・施設の特色によっても、業務内容に違いがあることがわかります
※前提:職場によって1日の流れは大きく違います
生活支援員の仕事は一括りにできそうで、
実はかなり幅があります。
これから生活支援員を目指す人は、
自分が働きたい施設が、
- 生活介護(通所型)なのか
- 入所施設なのか
- グループホームなのか
- 事業所の規模はどれくらいか
といった、ハード面での情報を調べておくと良いと思います。
今回は、私の実体験をベースにお話しますので、
「生活介護(通所型)の事業所を中心とした一例」として、
読んでいただけるとイメージしやすいと思います。
職員数は、事務員さんや管理者を含めて15名、
ご利用者さんの定員は20名の施設です。
■ 生活支援員の主な仕事内容
生活支援員の仕事は一言でいうと、
ご利用者さんの日常生活を支え、
その人らしい生活を一緒につくる仕事です。
実際には、次のような業務に分かれます。
- 食事・排泄・移動などの生活支援
- 見守り・安全確保
- 活動(レクリエーション・作業)のサポート
- 記録(ケース記録)
- ご家族や関係機関との連携
- 環境整備・準備片付け
「介助だけの仕事」と思われがちですが、
実際は“生活全体を支える仕事”に近いです。
■ 生活支援員の1日の流れ(生活介護の例)
ここからは、私の仕事をベースに、
生活介護事業所をイメージした1日の流れを紹介します。
■ 8:15〜8:20 朝礼
私は8時ごろに職場に着くようにしています。
理由は、「送迎車に乗るから」です。
軽自動車で通勤し、
送迎でハイエースを運転することもあるので、
運転の感覚をリセットする意味で、
少し早めに出勤しています。
■ 8:20〜10:00 送迎・受け入れ
私の職場では、ご利用者さんを迎えに行った送迎車が、
時間差で随時到着します。
送迎担当だった場合は、ご利用者さんの乗降を、
送迎担当ではない場合は、到着したご利用者さんの受け入れを、
それぞれ行っていきます。
到着時のバイタルチェックはもちろん、
トイレ介助が重なりやすいタイミングでもあるので、
私の中では「ピークタイム」です。
ものすごくリアルな話ですが、
送迎時のバタバタに乗じて、
フッと席を離れてしまうご利用者さんがいるので、
「すでに到着した人の見守り」も大切な業務です。
■ 10:00〜11:30 午前の活動
施設によってはあるのかも知れませんが、
ご利用者さんの朝礼はありません。
到着したご利用者さんから、
随時それぞれの活動に入ります。
私の職場は、創作活動に力を入れているので、
絵を描いたり、作詞の活動をするご利用者さんが多い印象です。
活動の準備だけでなく、
レクリエーションを主導したり、
時には一緒にオセロなどを楽しむこともあります。
※ここは事業所によってかなり内容が変わります
■ 11:30〜13:00 昼食・休憩支援
どんな障害特性があるご利用者さんがいるかによりますが、
日中活動と並行して、
食事介助に関する準備をしていきます。
私の職場では、昼食にお弁当を注文しているので、
噛む力が弱いご利用者さんのために、
お弁当の具材を刻む作業をします。
薬の準備なども行いますので、
「いつもの流れでできるけど、気が抜けない業務」です。
食後は、職員も交代で休憩を取りますが、
ご利用者さんのトイレ介助などで、
急きょ呼ばれることもあります。
■ 13:00〜14:30 午後の活動
施設によって方針は様々だと思いますが、
私の職場では、全体での活動の予定は決まっていても、
参加するかどうかはご利用者さんの任意です。
全体での活動に参加するご利用者さんの見守りや、
個別に活動するご利用者さんのサポートなど、
その時その時で、立ち回りが変わります。
トイレ介助や、汗をかいたご利用者さんの着替えなどは、
適宜行います。
■ 14:30〜15:30 帰宅準備
14:30に、おやつが出るので、
必要に応じて声かけや介助などを行います。
15:30頃から随時始まる帰りの送迎の準備のため、
荷物を確認したり、トイレ介助を行います。
■ 15:30〜16:30 送迎・見送り
施設の送迎車で帰るご利用者さんを乗せて、
送迎車が出発します。
送迎担当ではない場合、
施設の掃除やケース記録の記入などを行います。
■ 16:30〜17:15 記録・片付け・振り返り
送迎から帰ってきてから退勤までが、
貴重な「職員として自由に使える時間」です。
記録を書くのはもちろん、
片付けや翌日のレクリエーションの準備などを行います。
緊急で話し合う事案ができた場合などは、
臨時のケース会議を行うこともあります。
■ 生活支援員の仕事は「いつも同じ流れではない」
ここまで1日の流れを紹介しましたが、
実際の現場ではこの通りにいかないことも多いです。
- 急な体調変化
- 行動の変化
- 予定変更
- 人員配置の変動
こうした要素によって、1日の流れは常に変化します。
だからこそ生活支援員の仕事は、
「マニュアル通り」ではなく「状況を見て調整する仕事」とも言えます。
■ まとめ
生活支援員の仕事は、
- 生活を支える
- 活動を支える
- 安全を守る
- 記録でつなぐ
といった複数の役割を持つ仕事です。
そして1日の流れは事業所によって違いますが、共通しているのは、
「目の前の人の生活をチームで支えている」という点です。
これから生活支援員を目指す人の参考になれば嬉しいです。



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