生活支援員が掲示物に練りゴムを使う理由|環境整備の視点で考える

生活支援員のための掃除テクニック
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生活介護の現場では、
掲示物の管理は意外と頻繁に発生します。

私の職場でも

  • 今月の予定
  • 食事のメニュー
  • イベントの告知
  • 季節ごとの注意喚起

など、たくさんの掲示物があります。

こうした掲示物は、利用者さんにとって
「その日の見通し」や「安心材料」になる大切な情報です。

一方で、掲示物の貼り方はあまり意識されにくく、
現場ごとにバラつきが出やすい部分でもあります。

今回は、掲示物の固定方法として「練りゴム」を使う理由を、
環境整備(掃除テクニック)の視点から整理してみます。


この記事を読むと

・掲示物を環境整備として考える視点が身に付きます
・生活支援員ならではの”ご利用者さんへの配慮”について知ることができます
・掲示物の管理の大切さについて理解することができます


掲示物管理も「環境整備」の一部

環境整備というと、
掃除や整理整頓を思い浮かべることが多いと思います。

しかし実際には、”どう見せるか”
という「視覚的な環境」も含まれます。

つまり掲示物の管理は、単なる事務作業ではなく、
利用者さんが過ごす空間そのものを整える行為でもあります。


画鋲を使うと残りやすい“痕”

掲示物の固定に画鋲を使うと、
どうしても壁に穴が残ります。

最初は小さな穴でも、
掲示物の更新を繰り返すうちに、

  • 穴が大きくなってしまう(画鋲が刺さらなくなる)
  • 貼っていない時に穴だらけの壁が目立つ

といった状態になってしまうことがあります。

環境整備という視点で見ると、
「目立たないけれど蓄積する負担」と言えるかもしれません。


練りゴムのメリットは「原状回復のしやすさ」

そこで選択肢としておすすめしたいのが、
練りゴムです。

練りゴムを使うことで、壁に穴が残りにくいので、
”掲示物を柔軟に貼りかえやすくなる”というメリットがあります。

特に生活介護の現場では、掲示物が状況に応じて、
頻繁に更新されることも少なくありません。

その意味でも、「あとが残りにくい方法」を選ぶことは、
長期的な環境維持につながります。

怪我のリスクもほとんど無くなるので、
ご利用者さんと一緒に作業できるのもポイントが高いです。


実は「安心して過ごせる空間づくり」にもつながる

もう一つの視点として、
掲示物の状態は利用者さんの過ごしやすさにも影響します。

私の職場には、ご利用者さんが過ごす大部屋に、
「昼食のメニュー」を掲示しているんですが、
翌日のメニューが気になって仕方ないご利用者さんがいます。

その月の月末には、翌月のメニューが知りたい、
という気持ちを抑えることができず、
メニューを剥がしてしまうことがあります。

画鋲だと掲示物が破れたり、
壁面が傷んだりする可能性がありますが、
練りゴムなら貼り直しもしやすいです。

生活介護の現場では、感覚の得意・不得意に個人差があるため、
「気になるポイント」も人それぞれです。

だからこそ、
できるだけ“余計な気になる要素を増やさない環境”を作ることも、
環境整備の一つと考えています。


掲示物の管理は小さいけれど差が出る部分

掲示物は一見すると、
「適当に貼っても済んでしまう業務」かもしれません。

しかし実際には、現場の印象を左右する要素でもあります。

特に、「物が収まるべきところに、過不足なく収まっている」という状況を好むご利用者さんもいますので、「ちょっと曲がっている」ということが、不安に繋がってしまうこともあります。

そしてこうした部分は、
「余裕があるときに整えるもの」ではなく、
日々の積み重ねで差が出ていく領域です。


まとめ:環境整備は“目立たない部分”にこそ出る

掲示物の固定方法は、
小さな選択に見えるかもしれません。

ですが、そこには

  • 壁をきれいに保つ
  • 更新をしやすくする
  • 空間の乱れを減らす

といった、環境整備の本質が含まれています。

生活支援員の仕事は、直接的な支援だけではなく、
こうした「目に見えにくい環境を整えること」も含まれています。

掲示物ひとつの工夫が、結果的に現場全体の過ごしやすさにつながっていく。

そんな視点で見直してみると、日々の環境整備も少し違って見えてくるかもしれません。


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現場歴15年の現役生活支援員で、介護福祉士の資格を持っています。

一人ひとりの話をじっくり聴くのが得意で、ご利用者さんの悩みを言語化したり、やさしく言い換えることに自信があります。

ありがたいことに、ご利用者さんやご家族さんからも「言葉選びが丁寧」「書類の要点整理が上手」と評価を頂いています。

ABA(応用行動分析学)をベースにしたアプローチが得意で、「どのように環境を整えていくか」を入口に支援を組み立てています。ABAについては、こちらのサイトが非常にわかりやすいのでおすすめです👇️

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