「このまま生活支援員を続けていて、将来は大丈夫かな…」
「キャリアアップって、やっぱり昇進すること?」
生活支援員として働いていると、一度はこんな不安や疑問を感じることがあると思います。
私自身、現場で長く働く中で感じてきたのは、
生活支援員のキャリアパスは“ひとつではない”
ということです。
主任や管理職を目指す道もあれば、
現場で専門性を高めながら成長していく道もあります。
この記事では、現役の生活支援員として15年、現場でご利用者さんと向き合い続けている私が、生活支援員のキャリアパスを
- 縦のキャリアパス(昇進・役職)
- 横のキャリアパス(専門性・経験・つながり)
この2つの視点から、わかりやすく解説していきます。
【📌現場歴15年。失敗も沢山経験してきた私のプロフィールはこちら】
この記事を読むと
・生活支援員のキャリアパスには2種類あることがわかります
・昇進だけがキャリアアップではないと理解でき、気持ちが軽くなります
・自分に合った成長の方向性を考えるヒントが得られます
生活支援員のキャリアパスは「縦」と「横」がある
キャリアパスというと、
- 主任(ユニットリーダー)になる
- サービス管理責任者になる
- 管理者になる
といった“上にステップアップしていく道”をイメージしやすいですよね。
もちろんそれも立派なキャリアです。
ただ、それだけではありません。
生活支援員には、
- 現場力での支援力を磨く
- 専門性を高める
- 人とのつながりを広げる
といった、横に広がるキャリアもあります。
つまり、
上に進む道(縦)と、
深く広げる道(横)の両方がある仕事なんです。
縦のキャリアパスとは?|役職や責任が増えていく道
縦のキャリアパスとは、
役職や責任範囲が広がっていく成長の形です。
たとえば…
- 主任(ユニットリーダー)
- サービス管理責任者
- 管理者
- 法人の運営幹部
など、現場支援だけでなく、
組織全体を見る仕事が増えていきます。
縦のキャリアパスのメリット
① 給与アップの可能性
役職手当や、資格手当がつく職場であれば、
収入面ではプラスになりやすいです。
② 影響力が大きくなる
現場改善や仕組みづくりに関われるため、
「もっと働きやすくしたい」
「より良い支援体制を作りたい」
といった、マネジメント業務が得意な人には向いています。
③ 経験の幅が広がる
現場経験だけでなく、マネジメント経験を積むことは、
今後の転職や将来にも活きやすい強みと言えます。
特に、介護福祉士資格は、全国どこでも通用する国家資格なので、
ライフステージの変化に対応しやすいと考えています。
縦のキャリアパスの注意点
一方で、
- ご利用者さんと関わる時間が減る
- 書類業務が増える
- 人間関係の調整役になる
など、現場中心の働き方とは変わってくるのも事実です。
「ご利用者さんと関わるのが好きでこの仕事を選んだ」という人は、
ギャップを感じることもあるかもしれません。
実際に、私の肩書は「生活支援主任」です。
ご利用者さんと関わる時間がまったくないわけではありませんが、
施設の見学対応や、それに関連する人員配置の調整などを行うことも増えました。
横のキャリアパスとは?|現場で価値を高める道
横のキャリアパスとは、
役職には就かなくても、専門性や経験を広げていく成長の形です。
生活支援員は、特別な資格を必要とせずに就くことができるので、
私の職場にもセカンドキャリアとして生活支援員になることを選んだ人がいます。
昇進することよりも、長く現場で働くために、
- 支援スキルを磨く
- 特定分野の知識を深める
- 外部とのつながりを持つ
- 現場で信頼される存在になる
こういう積み上げも、立派なキャリアです。
「昇進したくないのはアリ?」という疑問をお持ちの方は、こちらの記事を御覧ください👇️
横のキャリアパスの具体例
① 資格取得で専門性を高める
- 介護福祉士
- 強度行動障害支援者養成研修
- レクリエーション介護士 など
資格は、現場でできることを増やす武器になります。
個人的におすすめなのは、
介護福祉士の取得です。
一定数の現場経験と実務研修、筆記試験が必要ですが、
「介護のプロ」として、根拠に基づいた支援ができるようになります。
介護福祉士の勉強について知りたい人は、こちらの記事がおすすめです👇️
② 外とのつながりを広げる
- 自立支援協議会への参加
- 他事業所見学
- 研修参加
- 地域ネットワークづくり
職場の外に視点を持つことで、支援の幅が広がります。
個人情報の取扱には注意が必要ですが、
相談先が増えることは、支援の引き出しが増えることにつながります。
③ 現場のキーパーソンになる
役職がなくても、
- 新人職員が相談しやすい
- ご利用者さん理解が深い
- トラブル時に落ち着いて対応できる
立場や役職ではなく、「頼れる存在」を目指すのも、
生活支援員のキャリアと言えるのではないでしょうか。
縦と横、どちらが正解なの?
結論から言うと、
どちらが正解ということはありません。
大切なのは、あなたが何を大事にしたいかです。
正直に言うと、生活支援員は
「ガンガン出世して、ドンドン給料が上がる仕事」ではありません。
むしろ、
「自分の適性の範囲で、息長く働き続ける仕事」
だと思っています。
縦が向いている人
- マネジメント業務に興味を感じる
- 職場全体を俯瞰で眺めるのが得意
- 収入アップも重視したい
- 調整役や育成にも興味がある
横が向いている人
- ご利用者さんと関わる現場が好き
- 専門性を高めたい
- 自分のペースで成長したい
- 長く無理なく働きたい
途中で変えても大丈夫
ここも大事なポイントです。
今は横のキャリアを選んでいても、
数年後に縦へ進みたくなることもあります。
逆に、一度役職を経験してから
現場に戻りたくなる人もいます。
キャリアは一度決めたら固定ではなく、
その時々で選び直していいものです。
生活支援員のキャリアに迷ったら考えたいこと
迷ったときは、この3つを考えてみてください。
① 自分は何をしている時間が好きか
- ご利用者さんとの関わり
- 職員育成
- 問題解決
- 企画や改善
② 今の働き方で無理はないか
頑張り続けるだけでは長続きしません。
もし、迷いの原因が「燃え尽き」に近いものであれば、キャリアプランを立てる前にセルフケアが必要かもしれません。
こちらの2つのカテゴリで、セルフケアについての記事をまとめています👇️
③ 「自分のため」に働いているか
福祉の仕事は、誰かの力になれる素敵な仕事です。
でもその一方で、「誰かのために」を優先しすぎて、
自分のことは後回しになりがちかもしれません。
「自分のために」が全て叶うわけではありませんが、
自分の中の軸を振り返る時間は大切です。
まとめ|あなたに合う道が“正しいキャリア”
生活支援員のキャリアパスには、
- 縦のキャリア(昇進・役職)
- 横のキャリア(専門性・経験・信頼)
この2つがあると考えています。
どちらかが優れているわけではなく、
あなたに合う道こそ、正しいキャリアです。
現場で支援を深め続ける人も、
組織を支える立場になる人も、
どちらも福祉には必要な存在です。
焦って周りに合わせる必要はありません。
自分らしく続けられる道を、少しずつ選んでいきましょう。
併せて読みたい
【生活支援員のキャリアと働き方】まとめ記事&おすすめTOP3👇️
【生活支援員のキャリアと働き方】まとめ
生活支援員として「現場で働き続ける」という、もう一つのキャリア
生活支援員は資格を取るべき?現場15年で感じた「要・不要」
生活介護の生活支援員。「昇進したくない」はアリ?現場で続けるキャリアの考え方
【キャリア・働き方】その他カテゴリ
【めざせ!福祉マスター】カテゴリ一覧
現場歴15年の現役生活支援員で、介護福祉士の資格を持っています。
一人ひとりの話をじっくり聴くのが得意で、ご利用者さんの悩みを言語化したり、やさしく言い換えることに自信があります。
ありがたいことに、ご利用者さんやご家族さんからも「言葉選びが丁寧」「書類の要点整理が上手」と評価を頂いています。
ABA(応用行動分析学)をベースにしたアプローチが得意で、「どのように環境を整えていくか」を入口に支援を組み立てています。ABAについては、こちらのサイトが非常にわかりやすいのでおすすめです👇️










コメント